脊髄反射的エゴ
予定がキャンセルされた
今度誘うね、といった具合の集まりに誘われなかった
こういう時にエゴはうるさい
はぶられた気がしてしまう
仲間に入れてもらえなかった気がしてしまう
実際のところnothing is personalで
わたし個人に対して何かがあるわけじゃないのだろう
もっと言うと、
どこかで私が受け入れられていない気がするからそれが現実に現れているだけだろう
そう思わせるような出来事が。
だけど、反射的に胸の中がざわざわしてしまう
私、何かしてしまったのだろうか
やはり私が邪魔だったのだろうか
いらない考えがモヤモヤと頭の中に漂って
モクモクと靄を発生させてあっという間に煙くなっていく
少しは自分に自信が持てたかな、と思っている時に
それを試すような出来事がやってきて私の自信を崩していく
事実に感情をくっつけるのはエゴの仕業だ
事実は事実として受け止めて終わらせればいいものを
あえて嘘か誠かわからぬ幻想に近い感情を添えて、理性のない妄想へとあっという間に仕立て上げる
ましてや
現実というものは曖昧で、そこに現れているように感じる事実も同じく曖昧なのだから
そこにあるかもないかも分からない意味付けをすること自体が非常に不毛なのである
エゴたるや
コントロールを失うと怖いものだ
コントロールを失えば、だ
エゴは、そういう思い癖が根深いほどに反射速度があがる
だから、事実発生から境目が見えないくらいの速度で湧き起こるエゴは、だいたい長年の思い癖である可能性が高い
思い癖が自分の中に深く根付いてしまっていて、それを事実と錯覚している
すべて自分の妄想なのに
考える頭ってすごい
何もないところから何かを創造できる
そうして心を動かして、ついでに身も一緒に反応させてしまうんだから
なんて想像力だろう
一定の距離感を保って暴走しないようにコントロールできていれば
エゴも考える脳も、私が私として人生を歩む上でさまざまな経験を得るのにとんでもなく使えるツールなのにね
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