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【SS】男子宝石 #毎週ショートショートnote
11/27-12/03 お題 男子宝石 410文字
昔々なかなか男の子が生まれない山奥の村があった。長老はこのままでは村の存続も危ぶまれてしまうと危機感を感じていた。そんな折、青年の旅人が道に迷い村にやってきた。すでに日も暮れかかってきたのでどこか泊まれる宿を探していた。
すると歳の頃は18位の愛らしい若い娘が、うつむき加減で歩いている。
「すみません。今夜一晩泊まれるような処はありませんか」
「それなら我が家にお越しください。部屋もございます」
宿が見つかって安心した青年は、娘の家に行き夕食を摂り湯を浴び眠りについた。しばらくすると湯浴みをした先ほどの若い娘が裸になり青年の床に入った。
青年は何かに操られているかのように若い娘を抱いたのだった。
翌朝、目が覚めた青年は隣の裸の若い娘を見て飛び起きる。
自分も裸だった。真面目な青年はその場で観念した。
その後玉の様な男子が生まれた。
男子は宝石に変えられ高値で売られ村の維持費に当てられた。
ここは妖怪村だった。
410文字
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『本作品はamazon kindleで出版される410字の毎週ショートショート~一周年記念~ へ掲載される事についてたらはかにさんと合意済です』
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