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流行は繰り返す

今日、ニュースを見ていたらこんな記事を見つけた。専用ボールペンで紙に書いた手書きの文字や絵がリアルタイムでデジタルデータ化できるという電子ノート。どうやら、最近脚光を浴び始めているらしい。

記事を見て思い出した。
そういえば25年くらい前に、お客様へのシステム提案の中で、似たようなものを実演&提案して採用されたことがある。そう、クロスペンとクロスパッドだ。仕掛けはほぼ現在のものと同じだが、精度はずいぶん違うのだろうと思う。当時はペンの中にボタン電池が入っていたが今は充電式みたいだ。メモの紙は基本的に市販のものが使えるという点では同じ。データのリアルタイム転送は技術の進歩の成果だろう。過去は、USBケーブル経由だった。このときの製品は、しばらくして見なくなってしまった記憶がある。今もAmazonのサイトには登場するが在庫切れである。

疑問に思ったのは、「何故また今?」 だった。
やはり紙に手書きするメモにデジタルのメモは勝てなかったということか?
ネット検索すると、結構多くの電子ノートも登場する。もちろん紙ではない。
確かに、私もちょっとしたことはポストイットに手書きでメモしてしまう。
なぜか? 目の前にあるからだ。PCやタブレットも目の前にあるが、ポストイットに書くという手軽さには敵わない。アレクサを使って録音ということも考えられるが、日本人はメモがわりに録音する習慣があまりないので使わない。もっとも自分の声も好きではないが。。。

やはり、紙に勝るものはないということなのだろう。
25年近くの時を経てデジャヴのように感じた。
流行は繰り返すのか、人の世代交代の成せる技なのかは定かではない。


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松浦 照葉 (てりは)
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