【SS】どうもすいません #毎週ショートショートnote
11/13-11/19 お題 全力で推したいダジャレ 410文字
「どうもすいません」右の額に軽く握った右手を当てて、にこやかな笑いで会場を沸かす。そう、昭和の爆笑王、林家三平である。噺家といえば、古典落語を中心に高座を務めるのが普通のようであるが、林家三平は現代時事ネタを落語として披露するという破天荒な存在だった。
話の内容は大衆の知るところだったため、ダジャレを散弾銃のように連発して笑いに笑いを重ねるような高座が印象的だった。三平にかかれば先輩たちもバッタバッタと切り倒して笑いに変える。強引なダジャレもお客さまの理解もあり受けまくったようだ。
噺家林家三平は若くして亡くなった。確か54歳で生涯を閉じた。それだけに頂点にいたまま逝去するという後世の話題に事欠かない身の引き方だったように思う。脳溢血で倒れた後一度は奇跡の復活を遂げたが、最後は肝臓がんに負けた。偉大な爆笑王も蝕むガンには勝てずに天国へと召された。
すでに画質の悪い録画しか残っていないが、今見なおしても面白いと思う。
410文字
以下の募集への参加です
☆ ☆ ☆
いつも読んでいただきありがとうございます。
「てりは」のnoteへ初めての方は、以下もどうぞ。
🌿松浦照葉の販売中の電子書籍一覧
🌿松浦照葉のプロフィール
🌿松浦照葉の毎日更新掲示板
#毎週ショートショートnote #小説 #創作 #ショートショート #全力で推したいダジャレ
よろしければサポートをお願いします。皆さんに提供できるものは「経験」と「創造」のみですが、小説やエッセイにしてあなたにお届けしたいと思っています。