和音を覚えると何ができる?
耳コピや編曲ができるだけではなく、歌う上でも分かっているのと分かっていないのでは差が出てくる。
ひとつは、和音判別→自分が第何音か、と判断することで、自分が音程を上げなければならないか、下げなければならないかが分かる。バスが長三和音の第3音になった時は下げないといけないことが多いが、そのあときちんと音程を戻さないとどんどん音程が下がっていってしまう。
もうひとつは変化音が出てきた時にだいたいどんな和音になるか予想が付くことである。こういう音になると想像できるので、初めて見た楽譜でもそこをめがけてスポッと音程をはめることができる。
ファ#ならだいたいレファ#ラの系統だ。属七になっていてるようで根音がなければそれは減五短七である。このへんはそのうち書こうと思う。
ソ#なら普通はミソ#シの系統で、異名同音のラ♭の場合はファラ♭ドミ♭の系統、そしてレ♭の場合はほぼ例の困ったちゃん和音(レ♭ファラ♭ド♭)から終和音へのコンボである(長七和音のこともある)。レ♭がいきなり出てくるとギョッとすると思うが、これを知っているとすんなり歌えてしまう。
短いがとりあえずこの話はここまでにしておく。後日書き足すかもしれない。