定期的に自分に言い聞かせていること~椎名林檎「ありあまる富」~
テレビでサッカーを観戦してるおじゃまたくしです。つい先ほど三点目入れられてとても厳しいですね‥‥‥でもがんばれえええええ!!!!(3-1で負けて終了。お疲れ様でした!)
定期的に言い聞かせていることがある。「たくさんグッズを買えることがえらいわけではない」「グッズをたくさん買ったから良いファンというわけではない」の二点。
わたしは推しが多い。自他共に認めるくらいとにかく推しが多い。が故に生や配信ライブ等で観たことのある推しは数える程度で、CDやDVD等も(特にDVDは)全部買えてないしタイミングが合わずそういう類のものを一つも買うことが出来ていない推しもいる。
円盤一つとっても一枚が安いわけではないし、グッズももちろん安いとは言えない。ましてや学生の身分。親が資産家というわけでも実家がお金持ちというわけでもない。だから我慢する割合の方が高いのだ。
自分には買えない、手が出せない。そうわかっていても、自分よりも若い年下の子たちが自分が買えなかったものを買っているのを見ると「どうしてあの子は買えるのに……」という気持ちになってしまう。人間だ。そういう感情を持つなという方がおかしい。
しかしいつまでもそうしているわけにはいかない。そうしていたって現実はそう簡単に変えられないのだから。だから私は切り替えるために椎名林檎の「ありあまる富」を聴く。
彼らが手にしている富は買えるんだ 僕らは数えないし失くすこともない
もしも彼らが君の何かを盗んだとして それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈 何故なら価値は生命に従って付いている ほらね君には富が溢れている
推しが出してくれるものを買えないファンがダメなファンというわけではないことは百も承知。その感情をうまく操るには多少オーバーになることも必要だと思う。私の場合はこの歌詞をゆっくり時間をかけて咀嚼して「私には他の誰にもない自分だけの価値があって、それは諦めたグッズよりも価値のあるものなんだ」なんて思ったりする。そうして自分を納得させて、買えるグッズや円盤が発売されたらいつも楽しませてくれてありがとう、と購入するのである。それだけで心の向く方向が少し違う。
その時我慢することになっても、後からいいことがあるかもしれない。さっき応募したことすら忘れてたキャンペーンに当選したというメールが来たし前は再販なんてのもあったし。案外悪いことばかりではないのだ。