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ガニュメードに導かれ
プログラム最後に演奏したシューベルトの3曲
ミューズの子
ガニュメード
馭者クロノス
第6回のデュオコンサートを考え始める少し前まで、自分の課題としてベートーヴェンのピアノソナタ“ワルトシュタイン”に取り組んでいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1726308618-lgrDPxaRNqYzcOw5FHS8unBe.jpg?width=1200)
第1楽章のテーマ(画像参照)。
「エドウィン・フィッシャーがワルトシュタインのこの部分はガニュメード(の伴奏)だと言った所だ。そんな気がしないかい?」と重松先生がレッスンで仰っていた。
シューベルトの中に、敬愛するベートーヴェンの1曲が浮かんでいただろうか。ガニュメードはソプラノのシュヴァルツコプフとフィッシャーのLive演奏をCDで聴いて好きになった曲。確かに!と思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1726309232-8XibSUZBcfyaNCoeETDlmIM6.jpg?width=1200)
いつか演奏してみたいなと思っていたので、
七夕→月、星、星座→星座には神話が付きもので・・・
“ガニュメード”!!!
と、思いの外早く機会を得られました。
シューベルトの歌曲は1曲ではなく、いくつかやりたいねということで他2曲を選曲。
※全体の曲調のバランスを見て今回入れられなかった“双子座の星に寄せる舟人の歌”もいつか演奏したい。静かな波の音が聴こえるようなスッと心の中に入ってくる感じが好き。
参照写真を挙げた歌曲は、美少年のガニュメードを自分の側に置きたいと、大神ゼウスが大鷲に化けて連れ去るというお話なのですよね。
ピアノの前奏は、大鷲が悠然と羽ばたいて降りてくるようなイメージで弾いていました。
印部分のモチーフが重ねられる事で、ナイチンゲールの鳴き声に呼ばれてテンポ感も前へ前へ、そしてゼウスの居る天に向かって昇っていく物語と音楽がぴったり。
そうそう、ゼウスの化けた大鷲を表す“わし座”の一等星アルタイルは七夕の彦星・牽牛星でもあるのでした☆
こちらの演奏後記で先に書いた“こと座”のベガと併せて、七夕プログラムが繋がりましたね!
もの知りではなく知らないことばかりなので調べていくうちに、あら不思議。と繋がって、いつもながら面白いなぁと思っています(笑)
そしてガニュメードは、みずがめ座のお話です。
ガニュメードだけで長くなってしまいました、演奏後記はまだ続く〜気長にお付き合いくださいませ。
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