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グラーツ トラム紀行
子供の頃、何故だかヨーロッパのトラムに憧れた。
地元九州の鹿児島、熊本、長崎、北九州などに路面電車があるが、ヨーロッパのトラムは全く別のものである気がした。
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例えばこの写真、左も昔は道路だったのだろうけど、今ではトラムの線路と歩道になっている。
右の道路が一方通行になっているのもすごい。
そして、バス停とトラムの駅が一緒になっているというのだから驚きだ。
この線路と道路を設計した人と握手がしたい。
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レイアウトのトラムの線路は自由に敷設しているが、こんなの見てしまうとしっかり設計してみたくなってくる。
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この通りも昔は車が行き交っていたのだろうか。
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市庁舎のある広場へ行くと、沢山の人が歩いていて活気がある。
こんな光景を目にすると、車中心の日本の街づくりに疑問を感じてしまう。
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その先にあるトラムの一大ターミナル。
数分過ごしただけで、各方面からトラムがどんどんやってきて、多くの人が乗り降りする。
グラーツ市の人口は日本の地方都市に比べてそこまで多くないはずだが、この活気と人の多さは本当に凄い。
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共通の一日券を使ってケーブルカーで高台に登ったり、トラムのおかげでグラーツ観光は快適だ。
トラムのあるヨーロッパの街を訪問するのは何都市目だろうか。
その中でも、グラーツは特に訪れてみたかった。その訳は↓の車両の模型を持っていたからだ。
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子供の頃、憧れだったtomixやkatoのブックカバー入りの車両セットを買わないまでも欲しかった、ヨーロッパのトラムの模型。当時トラムウェイが販売していて通販で手に入れた。
今は手元に無いけれど、ニつ所持していたHO車両の一つ。
目的はもちろんレイアウトで、ヨーロッパのストラクチャーは高くて買えなくて、全てペーパーで手作りした。
そんな思い出の車両の実物をやっと見ることが出来た。
本物はやっぱりカッコよくて、このトラムと言えば手のひらサイズの模型だったので、その大きさにとても不思議な感じがした。
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初めて訪れたグラーツなのに、何だかとても懐かしい気持ちになった。
この日で一旦オーストリアを離れて、夜のナイトジェットでチューリッヒを目指す。
明日の朝にはいよいよスイスだ。