あえて「やらない」という選択を
今日はこれをやるぞ!
と、決めたことをテンポよく、勢いでこなせる日もある。
でもここ最近、ほんと、ここ数日の話だけど、やらなければならないことがどっと増えて、今朝起きたとき、変な焦りからか呼吸が浅くなっていることに気づいた。
「やりたいこと」、「やらなければならないこと」、「やっておいた方がいいこと」をバランスよくこなせていた日とは違って、「やらなければならないこと」に重量がかかっていたからだ。
「やりたいこと」、「やっておいた方がいいこと」は、自分の中で調整できることだし、別にやらなくったって誰にも迷惑をかけることはない。
しかし「やらなければならないこと」(今回の場合は仕事)は、期日も決まってるし、自分の担当だからやらなかったら周りに迷惑をかけてしまう。
だから、しんどくてもやらばければならない。
しかも、私は「仕事が遅い人だと思われたくない。」という無駄なかっこつけたい精神が働きやすく、そうなると余計苦しくなる。
昨夜、なんとか任されていた業務が完了し、あとは職場で確認してもらうだけ、というところまで来ていたが、冒頭に書いた通り、朝から何かに追われているような気分だった。
朝、家を出るまでに家事を終わらせて、早めに出勤するつもりだったのに、早起きできなかったから、というのもある。
起きてから、
「朝のうちにこれやって、これやって、それから、〇時には家を出たいから、う~わ、時間ない!」
と、一人で勝手に、自分のことを追い込んでいた。
でも、たぶんこのまま焦った気持ちで一日をスタートさせたら、今日一日中焦った気持ちで過ごしそうな気がする。仕事でもミスをしてしまいそう。それはよくない。
そう、直感的に思った。
そこで、いつも朝やっていることをあえてやめて、その時間をぼ~っとする時間に変えてみた。
時間にすると10分程度のもの。
10分もあれば、できることはけっこうある。
しかも朝の10分はかなり貴重。
そこをあえて「何もしない」時間にした。
白湯を入れて、キャンドルに火を灯し、ぼ~っと白湯を飲む。
その時間をとったからだろうか、不思議と気持ちが落ち着いてきた。
それでもまだ、呼吸が浅く、心臓が早く動いているような感じがしていた。
そこで、次はnoteを書こうと思っていた時間を、掃除をする時間に変えた。
掃除も私にとっては無になれる時間である。
掃除機で部屋中をぶぉんぶぉんと綺麗にしていくうちに、なんとなく心のゴミも掃除機が吸ってくれたような気がして、気持ちが軽くなってきた。
よし、もうこれで大丈夫。
呼吸も落ち着き、元気よく家を出ることができた。
***
理想は、やることが増えてもテンポよく軽やかにこなしていけること。
でも、あえて「やらない」という選択をする日も大事だと思った。
焦って視野が狭くなって、自分を苦しめて、周りに迷惑をかけて…そうなる前に、自分でリセットする。
そのための、「やらない」選択。
日々忙しいからこそ、あえて「やらない」DAY、皆さんもつくってみては?
「やらない」ことで心に空きができ、その分焦ってパンクしそうになっていた時には見えなかったものが見えるようになるかもしれませんよ。