英語の導入
令和3年度に中学の教科書が改訂だと知っていたし、英語は上の学年のものが下りてきて(具体的には高校で習っていた現在完了進行形と仮定法を中3で習うことになったために段階的に下りている)単語量も増えることは知っていたが新教科書を見て驚いた!
NEW HORIZONの3つのポイント
①小中接続期の充実・・・夏休み前までは小学校で習ったことを中学校へ丁寧につなぐ
②目的・場面・状況を表す「Preview」の新設・・・必要性や有用性を実感させたうえ、規則性や構造に気づきを促す
③読みを発信につなぐ「3段階読み」・・・概要をつかみ→詳細をおさえ→表現につなげる、また高校への学びにつないでいく。そして豊かな題材で思考力を深める
デジタルコンテンツ教科書。QRコードがついていてすぐに発音が確認できるし、資料動画を見て深い学びができる。
おぉ!なんだか3年間で英語が話せるようになりそうな希望があふれている。
しかしよく考えると・・・
滑り出しは小学校で学んだのをつなぐと言われても・・・子どもたちが小学校で英語を習得した感じがまるでしない。実際今春入学の中1の子どもたちに対して、小6の最後に予習気味に英語をやってみたものの、ほとんどなんの手ごたえもない状態。だから小学校で学んだことをつなぐと言われても・・・つなぐものがナイ!!
気づきを促すと言われても・・・気づくんだろうか・・・なかなかピンとこない子どもたちが。
そして英語で表現していくってどれだけハードルが高いことか。まず現段階で日本語でも表現していけてないのではないだろうか・・・。
まぁ小学校の英語教育もこれから変わっていくだろうし。どう考えても改訂ごとに教科書は良くなっていて学びやすそうではあるのだけれども、子どもたちに課されるものがどんどん大きくなっていっている気がしてならない。
不安はしっかりあるものの、新しい教科書には嬉しい対応もあった。
「特別支援への対応」
なんと手書きに近い書体になったりしているのは、とても嬉しい。
今までは「a」「a」だと子どもたちがこれを見て書いていたから・・・。
今までの字体はこんな感じだった。導入の問題集でもこういう字体!
そうなのだ。初心者にはこの字体じゃないと!
そして第2線と第3線の間が広がって書きやすくなったり、
↑これはもう3年ほども前にもらったUDフォントのノート。これと同じことがやっと教科書に採用されているのだ。
少しずつ少しずつ良くなっているのを感じる・・・
「英語は捨てた!」という先輩たちを見てきたので、新しく英語を始める子どもたちには「英語好きかも」と思ってもらえるように支援したいものだ。
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