One to One

奈良県生駒市にある放課後等デイサービスです。主に個別学習支援をしています。

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最近の記事

小集団での学習

金曜のよる5.6人が集まって行っている「スタディー&トレーニング」 スタディーは、漢字や時刻時間、読解問題に取り組んでいます。 今回はトレーニングでは何をしているのか少しご紹介します。 まず、手先課題   ①~⑩までの日常でふとした時にすること。みんなはできるのか・・・ まずは、自己認知。これはできる!というものに自分で〇をつけてもらいました。そのあと、ペアになってお互いできているかチェック。 みんな自分に甘く、他人に厳しい・・・笑(^^; ⑩は、3種類のクリッ

    • ~懐かしの国語教科書の名作たち①~

      子どもたちと国語の教科書の音読や読み聞かせの授業をしていると、「懐かしい!」と思える数々の作品に出会います。私が小学生だった頃から、何十年経った今も変わらずに教科書教材として残っている物語がたくさんあります。印象深い言葉や、素敵な挿絵とともに、当時の教室の風景と重なって...とても懐かしい気持ちになるのです。今回は、そんな懐かしの教科書教材の作品の数々をご紹介します。   ( OnetoOne 池谷 ) まずは、一年生になって、始めて出会う物語『おおきなかぶ』。「うんとこし

      • “聞く”ことの難しさ。注意力が持続しない子供たち。

         学校のクラスにいる時、授業や朝の会(ホームルーム)などで先生の話を聞きます。 その話が数分で終わる場合もあれば、授業のように45分~50分ほどの授業の場合もあります。 小学校に入ったばかりの1年生ならば、「先生の話をしっかり聞いてくださいね~」と学校の先生が丁寧に何度も言ってくれるかもしれませんが、学年が上がっていくにつれて先生の話を集中して聞くことは当たり前だと思われるようになっていきます。   2021年、新型コロナの影響が衰えることなく、公立の小中学校の2学期は昨年

        • 電車でプチ旅 ・・高等養護学校・・

          夏休みもあと少しで終わるころ、スタディー&トレーニング(高等養護学校受検対策クラス)のメンバーで高等養護学校の道のりをみんなで体験しようという外出プログラムを行いました。 スタッフは、見守りに徹して子どもたちにある程度任せました。 9時に朝駅に集合。誰一人時間に遅れることなく、10分前集合!みんなこの日を楽しみにしていたようです。 「しおり見て、ちゃんと用意してきたよ!」前々からずっとみんなで企画して考えていたプログラム。感染予防をしっかりして実行しました。 切符はい

          戦争について知り、平和について考える

          日本は、戦争が終わって75年以上が過ぎました。OnetoOneに通う子どもたちはもちろん、子どもたちの親や祖父母の世代までもが戦争経験のない世代になりつつあります。今年の夏には、平和の祭典といわれる『オリンピック』も始まり・・・そんな中で、OnetoOneでは、『戦争と平和』をテーマに授業を行いました。子どもたちに、かつて日本が実際に経験した戦争について、例えば、戦時下での生活や、原子爆弾の悲惨さや恐ろしさを知ってほしいと思います。そして、今ある平和の大切さや、命の尊さ、自然

          戦争について知り、平和について考える

          思春期の子どもたちに大事な話をするときに(個別編)

          小学6年生以上、だいたい高校生までの子どもに大事なことを話す必要があるとき、すごく気をつけていることがある。 ・状態のわるい日には言い聞かせはしない。思い切って延期する。 ・内容によっては複数回に分けて実行する(優先順位、理解度を考える) ・予想される反応や言葉を考えて、内容を組む。丁寧に準備する。 ・最初に何の話をするか、なんのために時間を取っているか伝える。 ・わかりやすい言葉を使う。子どもにとって理解できるような例えを使う。 ・注意するというより、「どうしたらいいか、

          思春期の子どもたちに大事な話をするときに(個別編)

          中一ギャップ(提出物編)

          7月になり、ほとんどの公立の中学校の定期テストである期末テストが終わった時期かと思います。 One to Oneでは、テストの1週間前になると中学生のメンバーから焦った様子で言われるのが、 「まだワークが終わってないのでOne to Oneに来てもいいですか?」というセリフです。 特に、中学に入学して3か月ほどしか経っていない中学1年生のメンバーは、ワークを仕上げるペース配分が掴めていない子がほとんどです。 中間テストの時は5教科でした。5教科でも大変だったのに、期末テ

          中一ギャップ(提出物編)

          子どもたちからの表現(プレゼント)

          「コンパス教えてくれてありがとう」(Kさん) Kさんはとても笑い上戸で、ささいなことでも笑い出し、なかなか止まらない感じで、毎回楽しく過ごしました。Kさんは、スケジュールの把握が課題にあがっていたので、私とは主に毎月のスケジュール作りをメインに取り組みました。お母さんをはじめ、学校や他の放課後デイサービスのスタッフ、相談支援事業所の担当の方とも情報を共有しながらスケジュールを把握して、毎月のカレンダーにカラフルな色わけをしながら、本人が予定を記入してきました。他にも聞き取り

          子どもたちからの表現(プレゼント)

          強化子アセスメント

          One to One史上最年少のご利用児さん。まだ自分が何が好きなのか言葉にできません。 One to Oneでは、学習の合間に大好きなおもちゃやIpad、学習の最後に大好きなキャラクターの絵をもらえるなどして、学習が意欲的に進むようにしています。 ABA療育支援員の講座で印象的だった言葉があります。 「強化子なくして学習なし」行動の直後に強化子を与えない限り、その行動は増えない、というのがABAの鉄則。 ただただ問題を解いてそれで終わり。それでは、もっと勉強頑張ろう

          強化子アセスメント

          「作文を書くのは、好きですか?」

          OnetoOneの子供たちに、「作文を書くのは好きですか?」と問うと・・ほぼ全員から「嫌い~」「苦手っ!」などと否定的な答えが返ってきます。 「作文」は、頭の中で考えているだけでは、とても難しく、苦しい作業になってしまいます。そこで、頭の中に浮かんだ事象・思い・考えなどを具体的に見える形にしてから文を書く、というフィンランド式の「カルタ」という技法を使って作文の授業を行いました。                                               

          「作文を書くのは、好きですか?」

          英語の導入

          令和3年度に中学の教科書が改訂だと知っていたし、英語は上の学年のものが下りてきて(具体的には高校で習っていた現在完了進行形と仮定法を中3で習うことになったために段階的に下りている)単語量も増えることは知っていたが新教科書を見て驚いた! NEW HORIZONの3つのポイント ①小中接続期の充実・・・夏休み前までは小学校で習ったことを中学校へ丁寧につなぐ ②目的・場面・状況を表す「Preview」の新設・・・必要性や有用性を実感させたうえ、規則性や構造に気づきを促す ③読みを

          英語の導入

          高校生の集い

           One to One では去年から不定期で高校生の集いを行っています。来所メンバーは中学の時にもOne to One に来ていたメンバーです。スタッフも彼らのことを知っていて長い期間の関わりがあります。中学の時を振り返ると各メンバーはちょうど思春期で、中学1年生の時には課題・ワークや中学生活、人間関係などに頑張っており、2年生3年生に上がるにつれて少しずつ受験や進路のことを考えていったことが思い出されます。  高校生企画では、彼らから実際に高校に進学して体験したことを聞い

          高校生の集い

          得意なこと

          ある日の個別の時間、つみきを使って見本通りに並べてもらいました。色をよく理解しているお子さんなので色の選択はバッチリ。 「できた!」と言って見せてくれたのがこの写真。すごく考えてやっていたのでふざけているわけではない。 また別の日の個別の時間、またつみきを見本通りに並べてもらいました。前と違うのは、立体に積み上げるということです。見えないつみきも考えて積んでいきます。これは見事にササっと積んで、「できた!」と言ってくれました。 写真は2枚だけですが、もう少し複雑なものも

          得意なこと

          スキマのアート

          One to Oneでは、課題と課題の間に休憩タイムを設けています。そんなスキマの5分間に、プリントやワークのスキマ(ときには全面)に豊かな作品が生み出されていきます。 これは、スリーヒントクイズに取り組んだK君。答えを書いたら、絵が浮かんでくるようで、描かずにはいられないようです。 これは、R君。まだ年長さんですが、数字を口で唱えながら、時間をかけて30までの点つなぎをしました。13から14、20から21など離れた点への移動は、事前に次の点を見つけられないままスタートし

          スキマのアート

          もうすぐ小学1年生!!

          4月から小学校へ通う就学前の子供たちの集団療育『もうすぐ小学1年生』という企画が、今年もOnetoOneで始まりました。今回は、その第二回目。不安や楽しみな気持ちを胸いっぱいに抱えながら精一杯がんばっている子供たちの様子をお伝えします。         OnetoOne 池谷 【はじめの会】 「立って下さい」「れい」「座ってください」 起立、礼、着席は、前回にたくさん練習したおかげで、今回は先生の指示に従って、とても上手にできました。椅子の座り方もばっちりで、背筋もピー

          もうすぐ小学1年生!!

          ひらがなの導入 ②

          「ひらがなの導入 ①」で、ひとつのひらがな(文字)に1つの音だと理解するのが難しいお子さんがいることを書きました。 今回も、ひらがなの導入で見られる意外な間違いを紹介します。 ひらがなは1文字に1つの音、ということが認識でき、ほぼすべてのひらがなを覚えた後、単語を読んでいく段階に入ります。 このとき、縦書きだとあまり問題なく読めるのですが、横書きの文字カードを使うと、 「に」を2つに分解して2つの文字として読むお子さんが出てきます。上の「にんじん」だと「ichi」「ko」

          ひらがなの導入 ②