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東京レガシーハーフマラソン2022ペースセッターの裏側【後編】

みなさんこんにちは、
ONE TOKYOスタッフ山田です。

みなさん、前回の記事は見ていただけましたでしょうか?
日を改めた上で本記事にカムバックしてくださり、
誠にありがとうございます。

今回は前回の続きで下記3つのお話をさせていただきます。
ぜひ最後まで読んでいただき、スキ💕やコメントを
いただけると嬉しいです!

3.事前準備について

ここからは、2022年10月16日(日)
東京レガシーハーフマラソン2022当日、
ペースセッターの皆さんが走ること以外で
不安なくスタートしてもらうための事前準備について
お話したいと思います。

準備①モノの手配

レース当日にペースセッターの皆さんに
身に付けていただくモノとして、
Ⅰ. アスリートビブス(ゼッケン)
Ⅱ. Tシャツ
Ⅲ. キャップ
Ⅳ. 風船
を今回用意しました。
各アイテムで拘りがあるのでお話させていただきます。

Ⅰ.アスリートビブスは、氏名入りで作成。
レース後も記念に残して
家宝にしていただきたいとの想いから。

Ⅱ. Tシャツは、胸面に印字した
「TEAM ONE TOKYOロゴ」と
背面に印字した「大会ロゴ」と「PACER」のサイズと
印字位置は数cm単位で指定。
レース中の周りからの視認性、
レース後も記念として
家宝にしていただきたいとの想いから。

Ⅲ. キャップは、風船を取り付けやすいように
てっぺんに丸いものが付いてないタイプを指定。
風船とキャップを繋ぐものを
安全ピンで取り付けられるように。
結構重要ポイントです!
もしペースセッターの検定試験があれば
出題の可能性大です!

Ⅳ. 風船は、色は目立つ視認性が高いもの、
かつヘリウムガス注入はもちろんですが、
何よりも拘ったのは
風船とキャップを繋ぐものの素材と長さです。
タコ糸だと細すぎて風船がうまく浮遊しない、
ひも等を使わず風船を
直接キャップに付けると視認性に欠ける、
1mの紐だと風の影響が大きく
走るストレスになる、等々、
実際にあらゆるパターンで検証走行しました。
最終的には、30cmのすずらんテープを
半分に割くという解を導きました。
これも重要ポイントですので、
ランナー界隈の飲み会のネタにでも
押さえておいてください!

準備②新型コロナウイルス感染症対策の調整

多くのランナーがフィニッシュタイムの目安として
近くで走ることになるペースセッターの皆さんにも
今大会は参加ランナー同様の新型コロナウイルス感染症対策として、
体調管理アプリの登録・記録とPCR検査の受診を行っていただきました。
ペースセッターの方の中には
首都圏以外にお住まいの方もいらっしゃったので、
抗原検査キットを郵送して検査を受診していただくという案も
当初あがったのですが、
参加ランナーと全く同じ検査方法・基準を受診していただくのが
参加ランナーの安心に繋がるということで、
ペースセッターの皆さんにも大会前日に国立競技場お越しいただき、
参加ランナーと同じPCR検査を受診していただきました。
この大会前日の検査の際に、
僕はペースセッターの皆さんと初めてリアルでお会いしまして、
翌日の本番に向けての心境や不安なことはないのか等をお伺いしました。
皆さん、本番に向けてコース試走・給水所の位置確認など
事前シュミレーションをしっかりして下さっていて、
すごく頼もしく、安心して任せることができると確信しました!

準備③説明会の実施

ペースセッターを務めてくださった28人は、
ONE TOKYO RC所属という共通点はあるものの、
お互い面識はなく、お住まいも全国バラバラで、
当然ながらお仕事もされている皆さんでしたので、
リアルで1箇所に集まる場を設けるのが難しく、
オンラインで説明会・交流会を大会3週間前に実施しました。

大会前の準備、大会当日の集合から解散までの流れ、
走行中の注意点などについて僕から説明させていただいた後、
6つの設定ペースに分かれて自己紹介と本番に向けての
各所確認していただくコミュニケーションの時間を作りました。
(Zoomのブレイクアウトルーム機能をフルに活用させていただきました!
Zoomさん、この機能を開発してくださり、本当にありがとうございます。)
説明会の最後に、
サプライズとしてTEAM ONE TOKYOオフィシャルアドバイザーの
プロマラソンランナー川内優輝選手が出演してくださり、
ペースメイクする際のコツや心がけていることなどをお話していただきました。

川内選手、サプライズ演出のご協力、ありがとうございました!
 
以上のような事前準備をした上で、10月16日を迎えることになります。
次のパートが最後となります。
ここまで長ったらしい山田のお話にお付き合いくださり、
ありがとうございます。
ここまで来ましたら、休まずに惰性でお読みいただけると幸いです。

4.大会当日の山田の動き

正直なところ、事前準備で大方終わっているので
大会当日僕は大したことはしておりません。笑
ざっと下記のような動きをしておりました。
ちょくちょく僕の心の声が入っています、ご了承ください。

04時00分:起床
05時00分:始発電車で国立競技場へ
05時40分:ペースセッター控室で前日に膨らませた風船がしぼんでいないかドキドキしながらチェック。Tシャツのタグを切っていなかったのでハサミで切る(結構時間かかり若干焦る)
06時30分:千駄ヶ谷駅でペースセッターと待ち合わせ(電車遅延のため1人の到着遅れが発生するが皆さんオンタイムで集合)
06時45分:会場入り(想定以上にすでに多くの参加ランナーで競技場内が混雑に驚き。
入場口から控室まで動線が長いためペースセッターの皆さんが迷子にならないようにバス
ガイドのように手を上げ声かけながら会場内を移動)
07時00分:最終のオリエン(まずは28人全員がPCR検査陰性をお祝い)。この時の僕のアドバイスが事後ナイスでした!とペースセッターの方からお褒めのお言葉!

07時30分:記念撮影(僕のスマホでパシャ!皆さん、めちゃくちゃかっこよかった!)

07時40分:第1ウェーブスタートのペースセッターを指定ブロックへ引率(控室を出るとすでに多くのランナーが整列していて、ペースセッターの皆さんもテンション爆上がり!)
07時50分:第2ウェーブスタートのペースセッターを指定ブロックへ引率(特にJブロック先頭にペースセッターが整列した際は、大きな拍手が自然と起こり、めちゃくちゃ感動!僕もやりたいな・・・)

08時00分:スタート地点に移動、スタートを見送り(スタート号砲から各ブロックの先頭ランナーが通過するまでの時間をチェック→来年以降の参考データとして)

08時45分:ペースセッター控室に戻り小休憩(ペースセッターの方からいただいたお煎餅を食べながらテレビでレース観戦)
09時30分:フィニッシュエリアで1時間30分のペースセッターの戻りを待つ
09時45分:フィニッシュエリアで1時間40分のペースセッターの戻りを待つ
09時55分:フィニッシュエリアで1時間50分のペースセッターの戻りを待つ
10時30分:フィニッシュエリアで2時間00分のペースセッターの戻りを待つ
10時45分:フィニッシュエリアで2時間15分のペースセッターの戻りを待つ
11時05分:フィニッシュエリアで2時間30分のペースセッターの戻りを待つ
(全ペース、ほぼほぼピッタリの時間でフィニッシュ、さすがです!控室に戻る道中で感想を伺う。皆さん口を揃えて「貴重な経験でできてありがとうございます」とおっしゃってくださり、嬉し涙が少し流れたかもしれません。控室に戻って来ると他の設定ペースの方々から出迎えの拍手が起こり、少し感動!)

11時20分:2時間30分のペースセッターを控室まで誘導し終える(「山田さんもいっしょに記念撮影しましょう」といってくださるペースセッターさんがいて、結構感動!)
11時40分:28人全員を見送り、控室の片付け(午後のIOCイベントで使用するため、11時50分にはこの部屋を空けるように言われていたため、めちゃくちゃ急ぎ目で片付け。この日一番焦ったかな。)

以上のような動きをして、
この日の歩数は26,200歩で21.7km歩いた計算でした。
思った以上に動いていました。笑

まとまりのない僕の長いお話はこれで終わりとなりますが、
最後にペースセッターを務めてくださった方から
事後にいただいた感想を一部ご紹介させていただきます。
山田の脚色はなしです!

5.ペースセッターの皆さんの感想

■初めてペーサーを務めましたが、
普段のマラソンで選手として走るときとは違う感覚でした。
これまで「自分のために走る」ことをしてきましたが、
今回は「人のために走る」ことで
新たに得たものがあったと思います。
ブロックの集合地点に来たときに
ランナーの皆さんが拍手で迎えてくれたこと、
走っている間に色々なランナーと話ができたこと、
そしてフィニッシュまで来たとき
ランナーからありがとうと言われたことは、
今まで走ってきたマラソンと一味違う
感動や達成感がありました。
今までに無かった貴重な体験ができてよかったです。

■スタート地点で整列の際、
ランナーさんにご挨拶したら拍手で歓迎してくれ、
緊張よりも気持ちがかなり高揚しました。
また最後、新国立競技場に入る前に
背中を押して”引っ張ってくれてありがとう!”
と言ってトラックに入りラストスパートをかけてく
男性ランナーさんがいました。
その後ろ姿はとてもかっこよく、
勢いと感動に満ちているようでした。
ゴール後は、たくさんのランナーさんに声をかけていただき、
たくさんのありがとうと嬉しい言葉を頂きました。
皆さん、久しぶりの都市型レースで完走をとても喜んでました。
大会でこのような大役を経験させていただき、
私も感謝しています!

■「ラスト3kmですよー、頑張りましょう」の声掛けに
ランナーさんが「オー」と返してくれて
ペーサーとランナーさんの一体感に感動的でした!
ラスト1kmでは「行ける方はラストスパートですよ!」
「私達をジャンジャン抜いて行って下さい!」
「行けない方は最後まで離れずについて来て下さい」
の声掛けに、
ランナーさん達は「ここまでありがとうございました!」
「背中をお借りしました!」など嬉しい言葉を掛けてくれました。
ゴールして、ランナーさんから頂いた嬉しい言葉
「お陰で自己ベスト更新しました!」
「初ハーフでしたが、ペーサーさんのお陰で安定して走れました!」
「一緒に写真撮ってくれますか!」
「最後まで頑張れました!」など嬉しい言葉に感動でした。
最後に、この様な素晴らしい貴重な経験をさせて頂き
本当にありがとうございました。
一生忘れられない素敵な思い出になりました。

最後にビッグなニュースを発表します!
なんと!なんと!
2023年3月5日(日)に開催される
東京マラソン2023のペースセッターを
本日よりTEAM ONE TOKYO入会者(陸連登録は問いません)の中から
募集いたします!
先着順ではありません!山田の好みで決めます!(うそです!)
応募動機はじめ様々な観点から
財団内で協議しまして決定させていただきます!
設定ペースはフィニッシュタイム
3時間、3時間30分、4時間、4時間30分、5時間、5時間30分
の6つとなります。
各設定ペースで応募条件が異なりますので
下記をしっかりご確認の上、ご応募ください!

【応募条件】
下記の条件を満たし、かつ事前オンライン説明会の参加と
新型コロナウイルス感染症対策の
事前検査を受診できることが必須となります。

●事前オンライン説明会
2023年2月9日(木)19時30分~21時00分
●新型コロナウイルス感染症対策 事前検査
検査方法未定 
※大会前日2023年3月4日(土)に指定する場所(都内)に必ずお越しいただく必要があります。
※大会前日、大会当日の移動交通費や宿泊費、謝礼などの支給はございません。

応募フォームはこちら
https://forms.gle/oP4eCH9gA6uNap5v9

応募締切は【12月9日(金)23時59分】とさせていただきます。
応募結果について、応募者全員へ
2022年12月下旬~2023年1月上旬にメールにて
ご連絡させていただきます。

我こそは!という熱い熱い熱い想いをお持ちの方のご応募、
お待ちしています!

この記事をお読みになり、
ONE TOKYO、
TEAM ONE TOKYO、
ONE TOKYO RC、
山田に少しでも興味を持ち、
どこかでみなさんとお会いできますと嬉しいです!

また、面白いな!また読みたいな!誰かに教えたいな!
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