イベントホールをもつ渋谷の複合施設。コロナ禍でのイベント実施にどう対応するか
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、イベントでの“集客“が難しくなっている2度目の緊急事態宣言下において、渋谷でイベントホール・屋外イベントスペースを保有する商業施設の運営担当に”コロナ禍でのイベント実施“についてどう考えているか、リモート取材してみました。
(左上)渋谷ヒカリエ担当 田行さん(左中央)渋谷ストリーム担当 飯島さん(左下)渋谷キャスト担当 岩本さん(右上)渋谷スクランブルスクエアSHIBUYA QWS担当 渡邉さん(中央)東京カルチャーカルチャー担当 横山さん(右中央)渋谷スクランブルスクエア担当 武藤さん(右下)東急プラザ渋谷担当 藤本さん・福本さん
*以下敬称略にて失礼します。
今回取材にご協力いただいた商業施設は、渋谷では最大級のイベントホールをもつ「渋谷ヒカリエ」、屋外イベントスペースをもつ「渋谷キャスト」、イベントホールと屋外イベントスペースを併せもつ「渋谷ストリーム」ほか、「東京カルチャーカルチャー」「SHIBUYA QWS(「渋谷スクランブルスクエア」15階)」屋上スペースをもつ「東急プラザ渋谷」。
渋谷エリアに共存する各商業施設が“コロナ禍でのイベント実施”について現在どう考えているのかお聞きしたところ、さまざまな答えが返ってきました。
|コロナ禍でのイベントスペース稼働状況に大きな変化はありましたか?
■渋谷ヒカリエ
田行礼奈(東急株式会社 ビル運営事業部 渋谷運営グループ 価値創造担当)
ヒカリエホールの稼働率・問い合わせは、ともに1/3から1/2程度減少しました。
1回目の緊急事態宣言の時は稼働ゼロでしたし、コロナ前には一日に約1万人が来場するようなBtoC向けのイベントもありましたが、BtoC向けの集客を伴うイベントのお問合せはほとんどありません。
今は、人数を絞っても開催できるようなBtoB向けの展示会や記者発表会が多いですね。
■SHIBUYA QWS(渋谷スクランブルスクエア15階)
渡邉博之(渋谷スクランブルスクエア株式会社 営業一部)
1回目の緊急事態宣言下は臨時休館のため稼働ゼロ。
6月再開後は徐々に回復傾向にありましたが、2回目の緊急事態宣言によりキャンセルが増えてきています。
|ヒカリエホールは渋谷では最大級の広さ、SHIBUYA QWSは15階でガラス張りのホールとなりますが、配信イベントのお問い合わせは多いですか?
■渋谷ヒカリエ
田行 広すぎるホールに配信イベントはあまり馴染んでいない、と感じています。
配信イベントに対応したプランも設定しましたが、あまり引きがなくホールの特性を生かしたプランを提供することの重要さを感じています。
■SHIBUYA QWS(渋谷スクランブルスクエア15階)
渡邉 コロナ禍においては実施イベントのほとんどで配信が取り入れられ、ハイブリットもしくは完全オンラインでのイベント主体に変化しました。
直近2か月以内かつ無観客配信イベントに限り、お得にホールをご利用いただける「動画配信プラン」を新しく導入し、ご好評を頂いています。
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菅原 理紗 / Risa Sugawara
2017年入社。東急グループ施設情報を集約した「渋谷イベントスペースガイド」企画立ち上げ・編集を担当。SHIBUYA FASHION WEEKでは事務局を務める。
頑張った日のご褒美ランチは奥渋谷にある「吉野」のうな丼か、「KURA」の納豆パスタ。
King Gnuのファンで、いつか渋谷の工事現場でライブが企画できないかと目論んでいる。
▼このライターが書いた記事
https://note.com/onestop_shibuya/m/m31c8d508614e
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