呑兵衛は地域性を分けたがるのかもしれない
自分の住んでる地域や呑んでる地域を意識しだすのっていつ頃からなんでしょうか?
こんばんは。横浜でBARを営んでおりますtakemiです。今日はふと、呑兵衛はひょっとしたら区分けされたいのかもと思ったのでその辺りを書いてみようと思います。
大分前の話ですが、はじめて大阪に行った時に一人でふらっと新世界という街の、ちょっと場末感のある立ち飲み屋さんで呑んでみた時の事。
決して綺麗とはいえない、とても小じんまりとした店内でお酒を注文し呑んでいると、隣にいた推定50代のおばちゃんに声をかけられました。
「兄ちゃん、どっから来たん?」
「横浜からです。大阪はじめて来ました」
きっと話し相手を探しているところに、他所の街からきた感満載のキョロキョロしてる僕がいたので声をかけてきたのでしょう。そしてその後に言われたのが、
「まぁー!遠くからご苦労やなぁ!!それで心斎橋やら賑やかなとこでなくて、若いのにこの辺の立ち飲み屋に!?はぁー偉いなー兄ちゃん。気に入ったわ!」
「あーありがとうございます」
「うん、気に入った!よっしゃ!ほな奢ってや!!」
「!!あ、奢…あ、はぁ。」
「冗談よ冗談。今のは私が奢るわって流れでしょう。もーボケやんか。ボケたんやから『なんでやねん!』とか『しばくぞババア』とか言ってくれんと私がただの卑しいババアで終わってまうやろ。かけあいよ掛け合い。もー関東の人はクールやから」
「あーなるほど。。掛け合いですね」
大分前の事なんで細部は違うと思うんですが、大体こんな感じの会話がありました。ちょっと本当に卑しいおばはんみたいな書き方になっちゃいましたが、とても良いおば様でした。
これが新世界の地域性ではないでないのでしょう。あのおば様がそうだっただけで。
今回「どこの地域がどう」と言いたいわけでなく、この「もー関東の人はー」みたいな、「自分の呑んでる地域」と「それ以外で呑んでる人の地域」を分けたりするのって、どこの街でもよく聞くなーと思ったんです。
他所の街から来た人に「〇〇って(飲み屋が)どんな感じですか?」とか聞いてる人どの街でも見ませんか?よくよく考えたら「店によるよ」って思うのに街とか地域で分けたがる(笑)
聞かれたほうも「あの辺ではー」とノリノリで話したりする。別にどの地域であっても全員が地元の人の訳ないはずだけど、そういう会話多いですよね。
僕の肌感ですがあまり話さないのは東京の都心の方くらいです。特色が変わるスピードが速すぎてあまり共感が得られない地域なのかもしれませんね。
これ「地域の飲み屋あるある」に絞って本とかドラマにしたら面白いと思うんですがどうでしょうか。んー観てみたい!求む、アマゾンprime!!秘密のケンミンSHOW!!
なんだかとりとめのない日記になってしまいました。ちなみに僕は横浜に住んでるのですが、「どこ中?(どこの中学出身ですか?)」って30後半になっても聞かれます。そんな横浜、大好きです。
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