[韓国語文法] 助詞 -에서? -(으)로?「~で」の話
"-에서"と"-(으)로"
「ネットで」が言いたい時、「誰々の記事をネットで見た」などと言う場合,「인터넷에서」なのか「인테넷으로」なのか,大いに悩む方々が意外と沢山いらっしゃる。
言語的センスを問わず、初級から中級レベルの手前の方なら、みんな何回かは真剣に悩むと思う。特に昔勉強された方は、そもそも韓国語で書かれた媒体がNHKのテキストか,大学の図書館で購読していた新聞くらいしかなく,辞書をにらんで考えるしかなかったと仰る方もいらっしゃる。
辞書での定義
小学館の『朝鮮語辞典』を見ると,「로」は「手段・方法・道具を表わす:…で,…を使って,…によって」とあり,「에서」は「動作で行なわれる場所を示す:…で,…において」とある。
やがって、上の「ネットで~を見た」の例では「인터넷에서」になる。
"인터넷에서 쇼핑했어요"
わたしの経験から言って、単凸的に間違える率高いのが「ネットで買い物をした」「ネットで調べた」などを言う場合だ。
結果から言うと、「ネットで買い物をしました」を言うなら、"인터넷에서 쇼핑했어요"が正しい。「ネットで調べました」の場合ならば、"인터넷으로 알아봤어요"の方が自然に聞こえる。
"-에서"は「空間感」、"-(으)로"は「利用感」にフォーカス
後ろに来る動詞の性質が、そこで何かの行動をとった、動作を行った、のことなら "-에서"が正しい。
つまり、「ネット」は空想の「場所」だからである。(たまに"-(으)로"と言う人もいるけれど、意味としては通じる。)
特に "인터넷 쇼핑"の場合は、もはや固着された言葉なので、"-에서"がより自然に頭に浮かぶ。
手段としての "-(으)로" の使い方なら、
「スマホで登録しました」
⇒"스마트폰으로 등록했어요"
「顕微鏡で見ることができます」
⇒"현미경으로 볼 수 있어요"
のように「~(それ!)を使って」の意味が強い。
"-에서"は、その場所で!そこで!
"-(으)로"は、それを使って!