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やりたいことを主張するとやりたいことが出来なくなる⁉︎若手社員に必要な信頼獲得のマインドセット

One Panasonic代表の春日です。突然ですが皆さん、
やりたいこと、好きなことを仕事にしたい。
という言葉をよく聞きませんか。就職活動とかでよく聞きますよね。かつては私もこの言葉を肯定的に捉えていたので、言いたいことはわかります。

One Panasonicの活動は基本的に有志で「本人の発意」が情熱の源泉です。会社で起こる様々な課題や非効率を有志のチカラで解決していきたい。そのような思いのもと、やりたいことをやることで生み出される有志のパワー・突破力というものも、これまで目の当たりにしてきました。

その一方、特に本業で人材育成を担当するようになってから、私はこのワードが広まり過ぎたことによって「若手社員、わがままになっていないか?」という危機感も覚えるようになりました。(かく言う私も社会人6年目のまだまだ若輩者ですが。。)

実は私自身、新入社員時代に成長を焦りすぎて「やりたいこと」と「やるべきこと」の区別がつかなくなり、職場や同僚に色んな迷惑をかけてしまったことがありました。今改めて当時を振り返った上で見えてきた、若手社員に意識しておいてほしい「信頼獲得」のマインドセットについて思いのたけを伝えたいと思います。

やりたいことが出来ることが当たり前だと思ってない?


ぶっちゃけて言うと、「やりたいことをやらせてもらうのが当たり前」だと思っている読者の方がいるとすれば、そのマインドセットのままでいると、後から痛い目を見るかもしれません

1人1人が自分の考えを持つことはもちろん大切なことですが、自分の考えを主張することが多くなった反面、相手の考えを受容することが疎かになっていないかと思うこともあります。もちろん、やりたいことを仕事にしたいと思うことは素晴らしいことですが、やりたいことの前に「やるべきこと」が社会にはたくさん存在します。

例えば、あなたが高校のサッカー部の部員だとしましょう。グラウンドで練習するとき、コートを描くために白線を引きますよね。
その白線を描くことをサッカーをするために「やるべきこと」だとしたときに、自分が白線を描いてる側で自由にボールを蹴っているチームメイトを見たら、あなたはどう思いますか?
きっと、多くの人がモヤモヤするのではないでしょうか。

これを上司部下の状況に置き換えたらどうでしょう。
多分、同じことが起きているのではないかと思います。

失敗したな、と思う私の1年目

かく言う私も、1年目の時はどちらかと言えばやりたいことを主張していた側です。成長意欲が高かった分、いろんなことに挑戦をしようとしていました。でもその反面、本業に100%のチカラを注げていたのかな、と振り返ると反省が多いです

やりたいことをやらせてもらえないことで不満が溜まっていたことも相まってしまい、職場の人間関係を上手く築くことにとても苦労していたなと今でもよく思い出します。

どうして強い成長意欲を本業側で活かしきれなかったんだろうか。
あの時どうすれば良かったんだろうか。

恐らく、成長意欲の使い方をちょっと間違えてしまったんだと思います。意欲があることは悪いことではないと思いますが、その見せ方については若い時ほど工夫が必要なのかもしれません。

Give & Takeで考えれば、まずは自分からGiveしていくことが大事なはずです。どんな小さなGiveでも良いから、とにかくチームの誰かの役に立てるように「利他」のマインドで行動してみること。そうすることで、周囲の人からの信頼残高が貯まっていく。本当にシンプルなことですが、これが出来ないと成り立たないんだろうなと思います。

信頼獲得が出来ると、チャンスはたくさん降って来る

今、職場でモヤモヤしている若手の皆さん。
1回、振り返ってみましょう。
自分は自分の行動を通じて職場での信頼を勝ち取れているか、と。

誰かが〇〇してくれない。なんてこと、思ってませんか。これは、ワンパナが課題提起をしている「くれない病」の一瞬かもしれません。

色々な状況があるので一概には言えないこともあると思いますが、状況に対してネガティブな愚痴だけを言っても何も解決しません。チャンスは自分で作るもの。待っていても巡ってきません。

愚痴が出そうになったら、出してもいいけど解決策まで自分で考えてみる、誰かにアドバイスをもらう、色々出来るはずです。そういったアクションを起点に、小さな「出来た!」を積み重ねていくことで、立ち回り方がわかってくるのだと思います。

お給料を頂くということは、プロフェッショナルであるということ

 
「会社でやりたいことをやるには、会社の中で求められる“やるべきこと”を誰よりも愚直にやることが1番近道である」と、自分の経験も相まってよく思います。

愚直にやるべきことに挑み続け、信頼を獲得する。そうすると、周囲も認めてくれるようになるし、自分のやりたいことを聞いてもらえる環境が出来ると思います。

そんな何年も待っていられないよ!という人もいると思いますが、それならば1年で信頼に足る人物になるために必要なことは何かを洗い出し、全力で挑戦してみてはどうでしょうか

加えてもうひとつ考えてほしいことがあります。それは、「お給料を頂いている時点で、あなたはプロフェッショナルである」ということ。お給料を頂けることは決して当たり前ではありません。

仕事を通じて自らが出したバリューに対し、お給料が支払われています。やりたいことを言う前に、まずあなたはプロフェッショナルとしての振舞いが出来ていますか?と是非自らに問うてほしい。

どんな仕事であれ、点を繋いでいけばその先に必ずお客様がいます。距離が遠くとも、そこに思いを馳せて仕事ができるかどうか。そして自らの仕事に意味付けができるかどうか。

その根底には常に、自分が会社を変えるとの気概を持つこと。それが知らず知らずのうちに成長に繋がっているはずです。


最後までnoteを読んでいただき、ありがとうございます。もしキャリアに悩まれている方、ご自身の働き方にもやもやを抱えている方がいらっしゃれば、お気軽にFBからコンタクトください!


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