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脱コロナ禍のキーワード「ウェルビーイング」。欧州・アジア・日本の現状と課題。
10月10日(月)は世界メンタルヘルスデーでした。「世界のメンタルヘルス問題に関する意識を高め、メンタルヘルスをサポートする取り組みを活発化させることを目的とした1)」国際デー2)です。1992年に世界精神保健連盟(WFMH)によって初めて祝われ、2013年より世界保健機関(WHO)も国際的なキャンペーンを行っています。WFMHの提起した今年のテーマは、「すべての人のメンタルヘルスとウェルビーイン
もっとみるウェルビーイングを押し上げる音楽「10の効能」
音楽の素晴らしさについて、今更説明するまでも無いでしょう。誰しも音楽に心を震わせ、活力・喜び・癒しを与えられた経験を持つもの。コロナ禍においては音楽を通して距離を超えて支え合う人々の様子が、ネット上に溢れました。(ロックダウン下のイタリアで音楽を楽しむ人々:https://www.youtube.com/watch?v=EBByYjjvNzs1)。
今回は、近年様々な研究で明らかになっている音楽
命の源に抱かれる タラソテラピーの世界へようこそ
新型コロナウィルス感染拡大後、私たちはより自然環境に意識を向けるようになりました。密を避けてやむをえず山へ海へ、という人も少なくないと思いますが、人がいなくなった観光地や都市部で、空が澄み渡り、星空が広り、海が青さを取り戻す様子を目の当たりにして、私たちの営みが自然に与えるインパクトを実感し、地球環境を守ろうと行動を変えた人もいるでしょう。
地球環境を構成する最も偉大なもの、それは海ですね。
乗馬が子どもの認知能力に効果
近年注目を集めているホースセラピー。
2021年2月に公開したワンネス財団のnoteでは、ホースセラピーがもたらす、子どもや若者のメンタルヘルスへの効果についてご紹介しました。おさらいすると主に以下のような効果がありました。
● 信頼関係の構築力の醸成
● 不安の軽減
● 抑うつや孤立感の減少
● マインドフルネスの実践
● 自尊心の向上
● 衝動のコントロール
● 自己効力感の向上
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マーティン・セリグマン博士が語る パンデミック下におけるポジティブ心理学の活用と最新の研究(後編)
129年の歴史を持つ、アメリカ最古で最大の心理学者の団体である「American Psychological Association(APA)」が週に1度配信するポッドキャスト「Speaking of Psychology」に、「ポジティブ心理学の父」として知られるマーティン・セリグマン博士が登場し、コロナ禍におけるポジティブ心理学の役割について語っています。今回は後編です。
マーティン E
マーティン・セリグマン博士が語る パンデミック下におけるポジティブ心理学の活用と最新の研究(前編)
129年の歴史を持つ、アメリカ最古で最大の心理学者の団体である「American Psychological Association(APA)」は、心理学の知識を活用した様々な社会貢献活動を行っています。そのサイト(https://www.apa.org/topics)を一度訪れてみてください。職場の課題から移民問題までと、心理学を応用できるフィールドの広さに驚くでしょう。
そのAPAが週に
試練や鍛錬抜きでメンタルを強く保つ5つの方法
少し前までは主に医療関係者が用いていた「メンタル」という言葉。最近では高校生が「メンタルやられそう」なんて日常使いしていたりして、すっかり市民権を得ています。今回は、そのメンタルを強く保つ方法について見ていきましょう。
「メンタルが強い」と聞いてまず思い浮かぶのは百戦錬磨のトップアスリートでしょうか。確かに「メンタルの強さ(メンタルタフネス)」という言葉とその意味が最初に登場したのは1991