「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」
「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」を読んだ。
図書館から借りて、何回も途中で返却してまた借りてを繰り返して、やっと読み終わった。
東洋思想は、気づきの体験が必要で、それはいくら言葉を並べても、伝えるのに限界がある。
それは今私がやっている禅サンガでも同じだ。
ある程度の知識を得たら、後は瞑想なりの実践でしか得られない。
しかも、こうやったら確実に気づけますよ、という方法もない。
眠るために横になって、静かな環境を用意することはできるが、それは起こることだ。
仏教は、その気づきのための方法を伝えたものだ。
その他にも、東洋の思想家がさまざま出てくるが、孔子の偉大さは、当たり前の正しいと思われることを、命と人生をかけて貫いたことだ。
その情熱が人を動かし、脈々と伝わってきている。
思想家の中には、権力者にうまく取り入って、自分以外のライバルと思われる人達をおとしいれ、殺していった人もいたが、そういう人の思想は結局廃れていった。
今残っている歴史上の人達の、熱い想いが、文章から立ち上り、伝わってきた。
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