onemoreクリーニングの工程、家でできるんじゃないか説
こんにちは!インターンシップ生の原田です!
実は、この前、お母さんに「今、天然洗剤で洗う環境にやさしいクリーニング屋さんでインターンシップやってるんだ!率直に、使いたいと思う?」と言ったら、
「うーん、値段によるかなー。」と言われてがっくりしてしまいました。
その時ふと
「あれ、クリーニングってそもそもなんでお金を払ってまでお店にお願いするのだろう?」
「お店で使ってる天然洗剤があれば、家でも優しいクリーニングができるんじゃない?」と疑問になってしまいました。
実際に、クリーニング工場で聞いてみました!
そこで、実際にone moreクリーニングの工場に行ってみました!
「クリーニングって同じことを家でもできるんじゃないのですか?」
という密かな疑問を抱える私に、工場長の門さんは丁寧に答えてくださいました。
「門さん、クリーニングってどういう工程で進むんですか?」
門さん「主な工程は5つだね。1 汚れや素材チェック 2 洗う 3 乾燥 4 仕上げ 5 再チェック の工程になっているよ。」
「え、仕上げた後にまたチェックするんですか?」
門さん「そうなんだよ、うちでは工程を進む度に人が入れ代わり立ち代わり服をチェックしていて、そこでもし汚れが落ちていない箇所があったらそのたびに洗いなおすんだ。」
「何回も洗うのって、とても大変そう・・・。家では絶対やらないなぁ。」
門さん「それはそうだよね。家でクリーニング工場と同じことやろうと思ったら大変だよ」
(きた!質問チャンス!!)
「それなんですけど!実際どのように違うんですか?」
門さん「まず、洗いだけど、工場では40~50度のお湯で洗うんだよ。お湯じゃないと皮脂とかの汚れ落ちが悪いからね。
すすぎも同じくらいの温度でやるんだ。これより高すぎると服が傷んじゃうし、低すぎると汚れが落ちないし、結構大変なんだよ。これを、家でやろうと思ったら毎回ポットでお湯を沸かすことになるね。」
「そ、それは大変ですね。あと、この白い粉はなんですか?」
門さん「これは重曹だね。うちは食品グレードの重曹を使っているんだよ。重曹を入れると服の臭いが落ちるんだよね。」
(本当に、重曹使ってるんだ・・・)
「重曹ってグレードがあるんですね。みんな同じだと思っていました!
んー。確かに工場の洗いを毎回家でするのは大変そうです・・・。」
門さん「いやー、洗いだけでなくて、乾燥や仕上げはもっと大変だよ。乾燥にも2種類あって、静止型と回転型があるんだ。あそこの機械は静止型だね。」
「こうやって、ハンガーにかけながら乾燥することで、ボタンが傷んだりするのを防げるんだ。」
「へー!では、回転型っていうのは?」
門さん「回転型はコインランドリーにある乾燥機の大きいやつで、布団、タオルとかをふんわり仕上げてくれるんだよ。工場だからこそ、巨大な乾燥機で大きなものもふんわり&短時間で乾燥できるんだ。」
「なるほど~。家だと乾燥するのは外とかになっちゃって、ふんわりはなかなか難しいよな~。」
門さん「最後に仕上げだけど、例えばアイロンがけなどがあるよ。シワ伸ばしには必須要素が4つあるんだ。」
「そんなに!ただ高い温度で押し込むだけじゃだめなんですか?」
門さん「①水、②圧力、③時間、④温度だよ。特に工場で使ってるアイロンの圧力は1トン、温度は市販の135℃に比べてはるかに高い190℃だよ。それに蒸気(水)としっかり押し込む時間が重なって、しっかりシワが伸びるんだ。」
「ほほ~。1トンとか190℃とか、自宅のアイロンがけとはレベルが違いすぎるな・・・。シワが取れないお気に入りのあの服も、もしかしたらシワとれちゃうのかな・・・。」
門さん「あ、あそこの人は仕上がった物を再チェックしているね。もう一度しみ抜きをしているみたい。」
「・・・あの、洗い残しなんか見当たらないんですけど・・・。あぁ、言われてみれば光の加減で少し色が違うところがありますね。」
(ほんっの少しの色の違いに気づいて、妥協せずにやり抜くんだ。職人さんってすごいなぁ!!)
やはりプロはプロだった
結論:家で再現するには手間がかかりすぎます(笑)
見学をしてみて、家で洗濯するのとプロに任せるのではこんなにも違うのかと驚きました。
特に、一着ずつ工程がカスタマイズされていること、人の目と機械のダブルで汚れに向き合っていること。
家だと洗濯機に入れてスイッチポン!で終わりたい。けど、お湯を沸かしたり1トンの圧力をかけたり、、(象でもいないと無理)控えめに言って面倒ですよね。(笑)
こんな形で、私は初めてクリーニングの裏側を見たのでした。
そもそも、one moreでは当たり前にやっている「事前、事後チェック(検品)」は、大手チェーン店ではなかなかないのだそうです。
老舗で土台がしっかりしているからこその品質だなと感じました。
one more を支えるスタッフ皆さんの想い
one more は、食品にも使える重曹と天然石けんで洗う、本当に人にも環境にもやさしいクリーニングでした。
ですが、それを支えるのは門さんのようなスタッフさんの想いやこだわり。
特に、門さんが何回も「クリーニングって毎回出会いと別れなんだよ。」
と言ってたのが印象的で、それくらい一着ずつ人の目で見て素材や汚れを判断し、丁寧に扱ってることを知りました。
その様子から、「かわいい子」を津軽弁で「めごこ」と言うことを思い出して、職人さんたちが服を自分のめごこのように扱っていることが素敵だなと思いました。
これらの学びから、
「わたしが長年着ているお気に入りのめごこ(服)を、お洗濯のプロに任せてみたい」と思うようになりました。
これからは自信を持って母にone moreをプレゼンできます!
母がどう反応を変えてくるか、今後の記事に乞うご期待です!^ ^
【フォロー、スキ推してね!】
1記事につき10スキ、目指してます!よろしくお願いします^^
#オーガニック #エシカル#環境保全#つくる責任、使う責任#職人#服 #インターンシップ #クリーニング #弘前大学 #SDGs #三方よし #アパレル #洗濯 #ワンモア #onemore
ホームページ https://onemore-cleaning.com
インスタグラム https://www.instagram.com/onemore_cleaning/?hl=ja
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?