あと何回…
付き合ってどのくらいの頃だったか、ずっと考え続けたことがあった。
もっと早くに出逢えればよかったのに。
もし世界線が違っても寿命が同じなら、あと数年早く出会って、数年でも長く一緒にいたかったのにな。
「人生は、一人で生きるにはあまりに長く、二人で生きるにはあまりに短い」
名言風だけど、これは私の言葉(笑)
一人だったら、将来のことなんて考えなかっただろう。
長い人生のもっと先で考えるものだと思っていた。
でも、二人でしたいことを考えたら、人生の時間なんて全然足りない。
あっという間におばあちゃんになってしまう。
…あまり考えたくないけれど、おばあちゃんになる前に、お別れが来る可能性だってある。
あと何回、一緒に綺麗な月を見られるだろう。
あと何回、手を繋いだりハグしたりできるのだろう。
あと何回、一緒にご飯が食べられるだろう。
たとえば、あと1万回のチャンスがあったら、今この1回で、残りは9999回になる。
確実に、時間は別れの時までを刻んでいるし、残りのチャンスは少なくなっていく。
だから、1日1日、1回1回を大切にしないといけないと思うのです。