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風俗三十二相 あつたかさう 寛政年間町屋後家の風俗
寛政年間(1789-1801)、寒い冬にこたつに入り読書をする町人の女性。猫もこたつの上に陣取っている。江戸時代には寺子屋が普及し、識字率が上がり庶民は読書を楽しむことができるようになっていた。
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江戸時代の武家の儀礼書によれば、女性は八、九歳頃に鉄漿付け(お歯黒)をし、十四から十六歳頃に剃り落とし本眉をつくるとされた。江戸中期以降は子供が生まれると眉を剃り落とすようになった(出典)。
本作の女性の眉は剃り落とされて水色になっているが、題名に後家とあるので、今はもう自由な生活を謳歌しているのかもしれない(出典)。
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風俗三十二相は人気があり多数刷られたため、後摺りになるほど色が減る。
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