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月百姿 霜満軍営秋気清数行過雁月三更 謙信
七尾城の戦い。信長との同盟を破棄した上杉謙信は第三次信長包囲網に加わった。遊佐続密ら重臣が調略により十五夜の夜に城内で反乱を起こし、能登は上杉の手に落ちた。その後、後詰に来た柴田勝家の軍を手取川の戦いで蹴散らして戦国最強の名声を得た謙信だが、翌天正6年に急死したため御館の乱に突入した。
七尾城の戦いに臨んだ謙信が陣中の月見の宴で詠んだ漢詩が題名(謙信の漢詩はこれしか残されておらず、自身で実際に書いたのかは議論がある)。
九月十三夜陣中作
霜滿軍營秋氣淸
數行過雁月三更
越山倂得能州景
遮莫家郷憶遠征
芳年は芳年武者无類や大日本名将鑑のような連作に限らず謙信を気に入っていた、この謙信の表情は比較的柔和でリラックスしているように見える。謙信の具足が青色の変わり摺りもあるようだ。
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