東錦浮世稿談 清草亭英昌 芸者小竹 小竹が兄熊吉 3 月岡芳年コレクター 2024年11月3日 20:42 幕末の江戸、機密を聞いてしまった芸者の小竹が兄の熊吉の手にかかって命を落とす、という悲劇の物語のようだ。因果は巡り小車の糸に世渡る唄ひ女が操の節に糸音を含む名詮自性の小竹が最期 兄の刃にかゝるとき 惜む命も千束の塚の草葉の露と消えて行く 荼火の煙や横雲にしのゝめ烏告げぬ間を 誰しら浪と思ふよしなく 浪士の為に立聞せられ 後の証と鳴る鈴を 盗むに耳をふさぐてふ 世の諺も宜なりかし仮名垣魯文記https://www.dh-jac.net/db/nishikie/search.php因果の巡り合わせは車輪のように回り芸で世を渡る芸者の操を表す節回しに込められた想いの声その名の通りの小竹の最期兄の刃に倒れるとき惜しまれる命も千束の塚の草葉の露のように消えていく火葬の煙は横雲となり夜明けの烏が知らせる前の時間に何者とも知れぬ浪人と思いもせずに浪士たちに立ち聞きされ後の証拠となる鈴の音を盗み聞きする時は耳をふさげというが世の中の諺もまことにその通りだったのだ作:仮名垣魯文 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #月岡芳年 #仮名垣魯文 3