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東海道五拾三次之内 吉田 豊川橋 歌川広重
歌川広重作・天保4〜5年(1833-34)の作品。本シリーズは広重の出世作とされるが、中でも本作は特に人気が高く手に入りにくい。
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現在の愛知県豊橋市、吉田城の眼下に広がる豊川に架かる豊川橋(吉田大橋)が描かれている。橋の中央奥には本宮山がそびえ、左手に東海道が続き、御油、赤坂、さらに岡崎へと続いていく。当時、河原を含め全長200メートルに及んだ吉田大橋も、国道1号線の整備により現在は2本の橋に分かれている。画面右手には牛川の渡し場がある。
吉田城の天守閣には鯱が輝き、升目状に組まれた足場で左官職人が壁の補修作業を行う。上には遠くの景色を眺める鳶職人も描かれている(参考)。