いよいよ夏本番!クール?な本5選
・すいかの匂い 江國香織
あの夏の記憶だけ、いつまでもおなじあかるさでそこにある。つい今しがたのことみたいに――バニラアイスの木べらの味、ビニールプールのへりの感触、おはじきのたてる音、そしてすいかの匂い。無防備に出遭ってしまい、心に織りこまれてしまった事ども。おかげで困惑と痛みと自分の邪気を知り、私ひとりで、これは秘密、と思い決めた。11人の少女の、かけがえのない夏の記憶の物語。
・うまいビールが飲みたい!最高の一杯を見つけるためのメソッド くっくショーヘイ / リトル・モア
とにかくうまいビールが飲みたい! そんな熱烈ビールマニアによる、ビール好きのための必携ガイド。 ビールの作り方から始まり、自分好みの選び方、ビールと食べ物を合わせる「ペアリング」の実践まで。 これで、あなたのビールを見る目もガラッと変わるかも?! 読者をビール沼に誘う最高の一冊。
・成瀬は天下を取りにいく 宮島未奈
中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。
・風が強く吹いている 三浦しをん
箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
・夏のロケット 川端裕人
高校時代の夢が忘れられず無人島で非合法ロケットを作り始めた五人は、警察にマークされる。サントリーミステリー大賞優秀作品賞
ひとことメモ
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