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迷うな女性外科医 泣くな研修医7

中山祐次郎 2024年

・あらすじ

佐藤玲は三一歳の女性外科医。恋人と会うより手術の腕をあげることに夢中で、激務の日々も辛くない。そんな中、玲はある男性患者の主治医を命じられる。彼は、玲が新人時代に憧れた辣腕外科医。病名は直腸癌、ステージ4だった――。現役外科医が命の現場をリアルに描くシリーズ第7弾、雨野隆治の頼れる先輩・美しくクールな佐藤玲の物語。

『迷うな女性外科医』中山祐次郎(2024)表紙あらすじ

・感想

こちらも先週ご紹介したものと同じく、去年の年末に都内の本屋で買いました。どうやら発売されてから間もない新刊だったようです。何だか、医療系というだけあってドクターXとかを思い出しました。

泣くな研修医シリーズでおなじみの女性外科医「佐藤玲」。この作品はそんな彼女に焦点を当てて物語が展開されます。いろんな人の治療をし、医師として激務に励む姿はどこにも揺らぐものがないように思われました。しかし、そんな彼女も人間。思ってきたことがありました。「女性が外科医でいいのか」

いい歳になっても、「仕事、仕事」。結婚や子育てという現実に目を向けないといけないとも思うようですが、なかなか正直になれません。そんな中で、ある患者の言葉が彼女に勇気を与えたのでした。

「女性は結婚して、子育てするものだ」

一昔前のようなことに自分も加わるべきかという悩みです。それは凄く機械的でそれだけのために生きているのかが描かれておりました。

「自分のやりたいことがあれば、それをひたすらに突き詰めれば良い」

人間として本来はこうあるべきなのではないかというメッセージが込められているようでした。

敷かれたレールの上をただ進むだけの人生も安定していていいかもしれません。しかし、それは面白みがないと私も思います。自分なりの人生を歩むことこそが、本当の充実した人生なのではないかと思うところです。周りが何と言おうとも、自分の人生は自分で決める権利があるはずです。周りに強制されて、「こうでなくちゃいけない」とか「こうあってほしい」なんて思われるのは、本来はおかしな話だと言いたいように感じます。

「自分のやりたいことを突き詰めていきたい」

それが周りからそれまくったとしても、自分が良ければいいんだ。私もこの考え方大切にしていきたいです。

この作品いつかドラマだったり、映画だったりなってくれないかなぁとか思ったりしました。シリーズものですし。何となくタイトルは「泣くな研修医」になって、その中の一部のエピソードになったりするかな...。

・書籍情報

迷うな女性外科医 泣くな研修医7 中山祐次郎

発売日:2024年12月5日
発売元:幻冬舎
定価:660円(税込)
ページ数:288p
ISBN978-4-344-43439-4

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