第172回(2024年下半期)芥川賞・直木賞 候補作紹介
・芥川賞候補作
DTOPIA 安堂 ホセ
恋愛リアリティショーの新シリーズ。ボラボラ島で、ミスユニバースを巡る熾烈な争いが繰り広げられる。
雑誌掲載:『文藝』2024年秋季号
発売年:2024年(単行本)
発売元:河出書房新社
定価:1,760円
ゲーテはすべてを言った 鈴木結生
劇作家や博学者で有名なゲーテ。彼を中心に創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを描いていく。
雑誌掲載:『小説トリッパー』 2024年秋季号
発表年:2025年(単行本)
発売元:朝日新聞出版
定価:1,760円
ダンス 竹中優子
欠勤を繰り返す、同僚。その分仕事が増えイライラ。
ある日、なぜ休んでいるのかの理由を知らされる。それは...。
周りの「ダンス」に翻弄される私。いったいどうすれば。
雑誌掲載:『新潮』 2024年11月号
発表年:2025年(単行本)
発売元:新潮社
定価:1,870円
字滑り 永方佑樹
限定的に発話や表記のルールが乱れる現象を「字滑り」という。関心から調べ始めたモネ。物語を通して、変化に恐れないことに気づくことができるかもしれない。
雑誌掲載:『文學界』2024年10月号
二十四五 乗代雄介
今は亡き大切な人を想いながら、確かなしるしを辿る。
喪失を抱えたまま前に進んでいく人の物語。
雑誌掲載:『群像』2024年12月号
発売年:2025年(単行本)
発売元:講談社
定価:1,650円
・直木賞候補
よむよむかたる 朝倉かすみ
本を読み、人生を語る、ありのままの姿になり言葉があふれだす。
そんな幸福な時間をぎゅっと閉じ込めたい、ということから生まれた一冊。
発売年:2024年
刊行元:文藝春秋
定価:1,870円
藍を継ぐ海 伊与原新
人の生をはるかに超えた、科学だけが気付かせてくれる大切な未来。
きらめく全五編。
発売年:2024年
刊行元:新潮社
定価:1,760円
飽くなき地景 荻堂顕
土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族。時代はオリンピック、高度経済成長期へと進んでいく中で、揺るがす事件が起きる。それは…?
発売年:2024年
刊行元:KADOKAWA
定価:2,145円
秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚 木下昌輝
ややっこしい!!殿様を描いた一冊。コロコロやり方を変える。これでいいのか?勝者になるか、敗者になるか!?
発売年:2024年
発売元:徳間書店
定価:2,200円
虚の伽藍 月村了衛
暴力団、フィクサー、財界重鎮が支配するバブル期の京都。
古き良き古都としての威厳を取り戻すべく、孤軍奮闘する僧侶の物語。
発売年:2024年
発売元:新潮社
定価:2,200円
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