夜のピクニック
恩田陸 2004年
・あらすじ
・感想
ずっと前から名前だけは知っていましたが、なかなか読む機会がなかった作品です。この間本屋に行ったときに、ちょうど見つけたので買ってきました。ちなみに過去には映画化されたこともあるようです。
北高と呼ばれる高校に通う3年生たちが、そこの学校特有の伝統的な行事「歩行祭」の様子を記録したような形で語られる小説です。
「80キロも歩く」というのが、24時間テレビのチャリティーマラソンとかをを彷彿とさせる行事でしたね。今調べたのですが、80キロだと都心を基準として考えたら、県をまたいでの移動になるレベルだそうです。電車とかバスとか使うレベルを歩くっていうのが、「あぁ、絶対大変なやつじゃん、これ」って思いました。
物凄い遠い道のり、談笑したりしながら最初は行っていましたが、途中からは、案の定足も疲れ、気力も限界そうでした。「早く着いてくれ、早く横になりたい、でもそれを考えると余計遠く感じる」このあたり、すごいリアルでしたね。ここまでの距離ではありませんでしたが、私も似たような経験したことがあるので、「あぁ、分かる」ってなりました。(地震で電車止まったときとか)
辛い行事だけれども、どこか寂しそうな感じにも見えました。というのも、高3なので、これで最後なんです。学生時代の最後の年のマラソン大会とかって、辛いことに変わりなかったですが、どこか最後というのが引っ掛かってしまうところがありましたよね。私もそんな経験あります。
様々な、思い出話のところでは「入学したばかりだと思っていた高校がもう終わりなのか」ということを話しているところがあって、実際にこんな感じだったなぁと思い出しました。去年とかまさにそれ思っていたので。学生時代って長いようであっという間ですよね。3年とか4年とか聞くと、最初は長そうだなと思います。でも、その間に起こることが盛りだくさん過ぎて、気が付けばもうここまで来ちゃったみたいになっているものですよね。受験とかしている間は長く感じますが、終わってから増えりかえると、なんかあっという間だったと感じるものです。
・書籍情報
📚最後まで見てくださりありがとうございます。
「参考になったー☺️」と思ったら本屋で見返せるよう保存をお忘れなく🔖
いいね・コメント・フォローとても嬉しいです!
ぜひぜひ!