![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103978268/rectangle_large_type_2_633f8ad98e4e62a2c6296c293031a987.png?width=1200)
【報告】ハリウッド映画のモデルになった人の講演会に行ったら「好きなことをして成功する」事の闇を覗いてしまった件(その3)
こんにちは。
8millionsの阿部です。
先日こんな記事を書きました。
(その1)
(その2)
「好きな事でうまくいく」
そう言っていながらうまくいっていない人。
そしてその人の根本にある「好きのレベルの低さ」というもの。
それをとあるイベントを事例としてお伝えしています。
今回は
「好きのレベルを高めるためにはどうすればいいのか?」
についてお伝えしようと思います。
という訳で
ハリウッド映画のモデルになった人の講演会に行ったら「好きなことをして成功する」事の闇を覗いてしまった件(その3)
スタートです!
好きのレベルを高めるには、どうすればいいのか?
仮に僕がこのイベントのスタッフで、そしてP氏のことが大好きだったとしましょう。
であれば僕は、このように考えます。
僕はP氏のことが大好きだ!だからこのイベントは絶対に成功させるぞ!
そしてイベントの成功とは、P氏本人にも、そして参加者の方に最高に喜んでいただくことだ。
もし参加者の方々に嫌な思いをさせてしまったら、それは巡り巡ってP氏の名前に傷をつけてしまうことになる。それは絶対に避けなければいけない。
逆に参加者の方に喜んでいただければ、それがP氏の喜びにも繋がる。そしてそれは僕自身にとっても喜びだ。
大好きなP氏の話でたくさんの人が喜んでくれる。そんなの最高じゃないか。
だから僕ができることは全てやろう!
ここに何があるのか?
それは
「離我」による「他者と自己を統合した視点」
そして
「共有」の姿勢
というものです。
「離我」?「共有」?何それ?
「離我」とは
自分のエゴから少し離れる(捨てられなくても構いません)
という考えです。
エゴ100%の状態、この世に自分しかいない状態。
そこに他者を入れる余裕を作る。
それによって初めて「共有」が可能となります。
具体的に言うのであれば「離我と共有」によって
自己と関係する他者(ここでは大好きなP氏と参加者の方々)すべてを喜ばせる事に意識を集中させる。
という状態になれる、という事です。
自己と他者という双方の存在を認め、大切にする事=世界の統合
もっとくだけた言い方をするのであれば
自分の愛するものを他者と共有する事で、喜びをさらに広げていく事
これこそが「好きのレベルを高める」ために必須となる要素なのです。
「好きのレベル」とエゴ
逆に、好きのレベルが「低い」というのは「自分のエゴ」にどっぷり浸かっている状態です。
他者の喜びには目を向けず、自分の喜びにだけ集中している状態。
そこには「統合の視点」も「共有の姿勢」もありません。
スタッフとしての自分の役割を果たさず、ただP氏の話を楽しむ。
お金を払って参加した人の受付を忘れ、イベントの進行もせずにただ涙ぐむ。
参加者の手助けをする立場を忘れ、ただの観客となってしまう。
「離我」どころか、自分自身のことしか見ていない。
「共有」どころか、自己の欲望に執着しているだけなのです。
こういう「好きのレベルが低い人」が商売をすると、どんな事が起こってしまうのか?
つまり、「ブランディング」の観点から見るとどうなのか?
その辺りを次回にお伝えしましょう。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
8millions 阿部 龍太