『我思う、ゆえに我あり。しかし、その自我は正しいものだろうか』
もしも知らぬ間に記憶が抜かれていたとしたら?
もしくは、ありもしないことをやった気になっていたら?
果たして、その自我はあなたのものなのだろうか。
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当記事はMF文庫J様より刊行されている怪文書『世界一可愛い娘が会いに来ましたよ!2』の感想noteです。発売から一ヶ月以上経っていることについては何も言わないでください。
では気を取り直して。
前巻のnoteを見た方は、またお会いしましたね。お久しぶりです。
初めての方はお初にお目にかかります。にのまえあきらと言います。初めての方はぜひ前回のnoteを見てからこちらを読んでください。でないと意味わからんと思います。
2020年の五月二日現在、世界情勢がやばいですね。色々大変ですが乗り切って行きましょう。
今回、書くことになったせかむす2巻のnoteですが、今回はめっちゃ短めです。
なぜかと言いますと、主な理由が三つあります。
1、1巻と違って続き物なのでこれだけ見ても意味がない。
2、つべこべ言わず2巻を読んで欲しい。
3、あと単純に書くのがめんdさあ理由を言い終えたところで早速行きましょう。
誤魔化しがてらツイッターでの感想ツイートのリンク(これをクリック)を出しておきますのでそれで許してください。
ネタバレには重々注意していきます。
感想
面白かったですね!まずそれを言いたい。面白かった。それはもう面白かった。面白くなきゃこんなnote書いてない。
何かの何かで『1ページに一箇所笑いどころを作れ』っていう指南的な物を見たんですけど(記憶ガバ)、せかむすはそれを体現していました。
そして相変わらずの台詞回し。誰にも真似できないこの作者唯一無二の武器だと断言できますね。真似してえよなぁ!
前回言ったようにSFが要素として絡んでるラブコメなんですけど、序盤の意味わからなさというか状況の読めなさはSFの立ち上がりのようでワクワクさせられました。誰よその女!ってなりました。いやほんと誰やねん。
ということで人物紹介。空音紫織(そらねしおり)というそうです。可愛いですね。なんでこんな際どい競泳水着着てるのかは作品を読んで確かめてください。
ところで真ん中にいる子も可愛くないですか。
まあ主人公なんですけど。
話を戻して空音紫織についてですが、最初の印象はふーんメスガキじゃんって感じだったんですけど、読むにつれてだいたいの感じが掴めてきて、わかっていても最後は感動してしまいました。ぼかぁ健気系ヒロインに弱いんですよ。
あと前作から続いている三人のヒロイン(内一名男)も良かったです。全員可愛い。エリ姉は前回に比べて若干おとなしめだった印象です。年長者としての立ち位置というか、大人ならではの意見を出すメンター(物語で主人公を助けてくれる存在)の役割を担っていた感じ。代わりにみんな大好きスズメバチカラー幼馴染の凛々花が暴走しまくっていました。なんせママ会の中でただひとり空音側に寝返りましたからね。NTR作戦、知らん間に発動してますが?って感じです。この時の衝撃たるや。例えるなら、中学生の時ずっと好きな子がいたけど告白できずじまいで卒業してしまって、その後もその子のことを引きずったままで、あるとき呼ばれた同窓会にその子も出席するというので行ってみたらめっちゃ派手になって大学のテニサーの先輩と付き合ってる話を遠巻きに聞いてしまった、みたいな感じです。
え、やけに具体的だって?やだなぁ気のせいですよ。
この例えが腑に落ちなかった方はキングダムハーツ3のトレイラー映像で闇落ちしたアクアが登場した時の衝撃と同じくらいと思ってください。キングダムハーツを知らんという方はぜひ買ってください。シリーズ通して全部面白いです。ちなんでしまうと僕はシオンが好きです(隙有自語)。
衝撃だったんですが、後半にもまた衝撃の展開が来てニコニコしてしまいました。やはり最高の女。髪色が黄に黒のメッシュの女は違うぜ。
あと最後の挿絵、本当に最高でした。
あの挿絵のために話が紡がれて、紡がれてきた話の全てを表すべくあの挿絵が作られた。そう思える一枚でした。
燈華、世界一可愛い。
そんな感じです。
作者の月見秋水さんにおかれましては、体調に十分お気をつけて毎秒新刊を出してください。
ところで
世の中に出てる商業エンタメ作品は己に合うか合わないかってだけで、実際のところどれも面白いんですよね。
面白いし、感動できるし、興奮する。
僕らは擬似的な体験ができるわけです。
ただ、そんな中でも好きな作品に出会うのはなかなか難しいところでして。
『面白かった!』で終わってしまうのが大抵です。(ラノベはその感想を抱かせるのが至上命題で最高の賛辞なわけですが)
ですがそのさらに上、『これは好きだ!』と言える作品が見つかった時はもうすごいです。その作品ともに人生歩めるレベルです。
このnoteを見た誰かが僕同様、せかむすを好きになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
そうでなくとも、『好きな作品に出会えるようにもっといろんな作品を読んでみよう』と思ってもらえれば幸いです。
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