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今話題の”パーパス経営”自分のパーパスを考える

 ここまで数回noteにて発信させていただいており、毎回感じていたことですが、書き出しって難しい。(笑)
 落語でも、枕(まくら)というものがありますよね。本題に入る前の雑談のような小話。これってすごく大事だと思っていて、枕の内容如何で本編の聞きやすさが全然違うと思うんです。本編とのつながりももちろんですし、さらにオチでうまく落とせるとすごく面白いし、純粋にすごいと思います。
 noteでも同じです。書き出しで、最終的に伝えたいことへどう持っていくか、自分の目的である本題をうまく伝えるためにはどう導入したらよいか、毎回考えるのですが今のところうまくいったためしはないと感じています。(笑)
 目的を達するためにどう導入するのかに限らず思考し試行し続けることは人生においても非常に大切な共通項ですよね。


 さて今回はそんな”目的”のお話です。
 最近はあらゆる大企業でも”パーパス(=purpose(目的))”って言葉が重視されています。SDGsが叫ばれている世の中で、その企業がやっていることが本当に世の中を良くしているのかどうかを問う風潮が、パーパスへの注目に繋がっています。
 少し前までは投資家もいかに資本を大きくできるビジネスモデルであるか、またいかにお金を集める力があるかで主に投資先を決めていた時代でしたが、今やそれとほぼ同じくらい重要視されているのがパーパスです。

 それだけ今企業には世の中にいかに貢献できるかという存在意義が求められています。一橋ビジネススクールの名和先生はパーパス経営について執筆された本で資本主義を志本主義と読み替えていらっしゃいます(名和高司:パーパス経営-30年先の視点から現在を捉える-)。

 そこでこれから私の作る企業のパーパスは何かと考えてみました。
 林くんとはじめに考えていたのは作業療法の理論でも言われている人は動機づけ(モチベーション)によって突き動かされるという点から、やりたいことをやっているときが一番幸福なのではないかと考えました。
しかし、特に日本では文化的な背景からも遠慮をしがちであり、さらに障害を負うことや年齢を重ねることで渋々あきらめることが増えると思います。「自分は障害者だから・・・」「もう歳だから・・・」などとあきらめなければいけない世界は皆が幸福とは言えないと思います。やりたいことができるかどうかは置いておいたとしても、少なくとも自分のやりたいことはこれだと主張することを悪いことだとは思いませんし、逆に主張できない見えない圧力、バリアがあるのであればそれを解消することは作業療法士の仕事であり、社会に果たせる使命であると思います。

 そこで、私たちの最終目標、パーパスといえるものは“やりたいが言える、やりたいが出来る世界を作る”ことです。

 かなり大仰なことを言っているのは承知の上です。しかし、先にも述べた世界の情勢で一企業が存在するためにはそれくらいの大きな社会課題解決の目的があっても良いと思いますし、そうあるべきだとも思います。そして、私たちが死んだ後の世界にも持続可能なかたちで仕組みが残り、半永続的に社会へ貢献できればと思っています。

 今回はパーパス大きなことを書きましたが、まずは手の届く範囲でサービスからこぼれてしまっている対象者の方々を“漏れ”なく幸福にすることが目的(=パーパス)です。そう、まるで某おむつメーカー(パ〇パース)のように。
それでは、“お後がよろしいようで”。


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