Interview : tranquil life in July 2020.
80年代から90年代初頭のイギリスで、数々のバンドが空間的で色とりどりのギターサウンドでロックの8ビートを彩り現代におけるいわゆる「インディーロック」というジャンルを形成していきました。Cocteau Twins、BAUHAUS、Pale saints、The primitivesなど2020年になお新鮮さに溢れるUKバンドのサウンドとアレンジワークを確かに継承しながら、ポストハードコアを通過したタフなプレイとキャンディーヴォイスの女性Voというキャッチーさとマニアックさを自然体で楽しむ「tranquil life」。スタジオライブなどのDIYな活動や様々なバンドとの交流についてもお話し頂き、周辺シーンもチェックできる好テキストです!それではどうぞ!
▼Movie from Far East Indies presents..."Le Band" on 2019/4/20▼
▽こんにちは。新宿ナインスパイスの佐藤です。メンバーのみなさんそれぞれ自己紹介をお願いします。
カツアリサです。voとgt担当です。よろしくお願いします。
(カツアリサ)
ギターの石原です。
(石原)
ベース担当の藤原です。元々ギターのよったかさん(石原)とは同じ大学で後輩になります。以前は一緒にelicaというバンドをやっていました。昼間は間借りのカレー屋をやってます。ライブなどでケータリングを出したりもします。よろしくお願いします。
(藤原)
Drumsの髙石晃太郎です。
(髙石晃太郎)
▽ギターの石原さんとベースの藤原さんは10年ほど前に活躍され2018年に解散したポストハードコアバンド「elica」のメンバーですね。
先日脱退された元ドラムの佐々木さんも同じくex.elicaです。全身となるバンドとは異なる音楽性のtranquil lifeですが、今のスタイルになったきっかけはどういった経緯だったのでしょう?また結成のいきさつも伺いたいです。
石原:elica始めて7.8年経ったくらいに、ボーカルが抜けたいと。ボーカルどうしようか?って時に、当時のドラムの佐々木くんが「女性ボーカルのバンドやりたい」って事で、じゃあ探してきて言ったら、勝ありさっていうえらいイキのいい新社会人がやってきまして(笑)それから、昨年ドラムの佐々木くんが抜けて、新しく高石くんが加入しました。
スタイルとしては、ボーカル変わったし今までやってきたようなスタイルも飽きてきたし、ガラッと変えようと3人で話して決めました。とりあえず女性ボーカルだから、メロディー重視かなという安易な発想かな?(笑)元々私が好きだった、オルタナ、インディーロック、シューゲイザー、ニューウェーブ的な要素をベースに曲作り始めました。
▽みなさんの1st liveは2015年に現吉祥寺スタジオオレスでATARI(アナーコーパンクやブラッケンドな悲哀に満ちた激速ブラストビート×ドラムVo&キーボード女性Voを有するハードコアバンド。)と行った2マンライブ(トランキル1stライブ動画リンク)でした。その後京都や大阪へのツアーや都内各地でのスタジオライブなどライブハウスに限らないDIYな活動も頻繁にされていて、ライブバンドとしての活動を確立していると思っています。
▼2016年西荻窪スタジオ楽音で開催されたスタジオライブのフライヤー▼
▼2017年9月下北沢Threeで行われたイベント▼
(CHIIO/switchblade/cattle含む計9バンド出演)
▼2018年 DJやケータリングも出店したサタデイアフタヌーンパーティー▼
いままで様々なイベントに出演・企画する中で印象に残っているライブを教えていただきたいです。
カツ:ATARIとの2マン懐かしい…!その初ライブも含めて、正直、今までのどのライブも印象的だったり思い出深いものばかりなので、自分の原体験的な思い出のある1本選ぶと、tranquil lifeの1stカセットのレコ発です。
The Waterfalls(下北沢ドリームポップシーンを盛り上げる、pains of being pure at heartのセンチメンタルにDinosaur Jrの爆音ロックギターをかけあわせた男女ツインVoロックバンド)、Free,I do(筆者がギターボーカルをしています。2月にtranquil lifeと行った2マンスタジオライブ動画)、Shipyards(八王子や吉祥寺のエモ・メロディックパンクシーンの中心的バンド。)に出演いただいたんですが、超個人的なことを言うと、私Shipyardsが大学生の頃からめちゃくちゃ大好きで(笑)それこそShipyardsのコピーバンドをやったぐらい大好きなんですけど、そんなShipyardsに自分たちのレコ発に出てもらったことがすごく嬉しくて。しかもvoのシノザワさんが「カツがコピーした時にやってた曲やります」って言って曲をやってくれたのが、なんかもう嬉しすぎて、バンドやってよかったー!って心から思いました。
今まで本当に最高な企画に沢山呼んでいただいてて、今まで出たことのなかったライブハウスでやれた時、知らなかったバンドや大好きなバンドと対バンした時、どのタイミングでも「バンドやってよかったー!」って思うことが多かったです。本当ありがたいことです。今回のナインスパイスでのライブも、新メンバーのタカイシさんとの初ライブになるので、すごく楽しみです!
髙石:これから作っていきます。笑
▽ベース藤原さんは国分寺でカレー屋さんをしていて、僕も食べに行っていますがとても上品かつ凝った味わいで僕的には都内一好きなカレーです(お世辞ではなく!)。
▼爽やか&濃厚なグリーンカレー。ピリ辛玉ねぎのアチャールも箸が進む▼
去年西荻窪FLATで開催された、静岡のインディーエモレーベル「Further platonic」と横浜を中心に良質なメロディックパンクやエモバンドをリリースする「RAFT RECORD」のコンピレーションアルバムリリースパーティーでのケータリング出店も僕としては思い出深いです。
ぜひカレーへの思いとお店の宣伝をしていただきたく思っております!笑
藤原:「RAFT RECORD」のケータリングの際はお誘い頂いてありがとうございました。あの時がきっかけでハク亜キッズ(男女ツインボーカル・オルタナポップバンド)のレコ発でもケータリングさせてもらえて、いい経験になりました。国分寺の唐辛子というお店でカレー屋をやってます。
▼おつまみキーマカリーセット▼
ケータリングもやれる範囲で頑張りますので、お誘いお待ちしてます。
▼気になった方は下の写真をクリックしinstagramをぜひご覧ください!▼
▽2020年の7月現在、依然としてコロナ流行は拡大しており不安な社会情勢が続きそうです。無観客配信ライブでしたり、レコードショップも入場時間を制限したりとまだ音楽文化にとっては不自由な現状があります。いつか安心できる日がまた来た時、みなさんがしたいことを教えてください。
カツ:とにかく、コロナ禍前と同じようにみんなでライブを見て、ライブをして、お酒飲んでワイワイする、ってのがやりたいです。
髙石:ライブです。
藤原:ライブなのか飲み会なのか分からないような集まりをしたいです。
▽最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします!
髙石:頑張って踏ん張りましょう。
カツ:ゆるりとしっかり続けていきますので、今後ともよろしくお願いします!
▼bandcamp
▽SHOW INFO : 2020/8/7(ツイキャス有料配信ライブとなります)
本公演はツイキャスを利用した有料チケット制配信ライブとなります。下記販売ページURLよりご購入いただけます。ご視聴いただくために、ツイキャス視聴用アプリ「ツイキャス・ビュワー」をお使いの端末にダウンロードしてください。
Shinjuku NINESPICES pre.
"Beats & Vibes Vol. 2"
kamisado
WETNAP
tranquil life
Date : 2020/8/7
Start : 19:30
Ticket : 1,500 Yen
【配信期間8/21まで購入・視聴でき期間中は何回でも視聴いただけます】
※お願い:ご購入の際メールアドレスを記入するページにある項目「メッセージ」にお目当てのバンド名を記入くださいますようお願いいたします。
▼販売ページ▼