レコーディングを自分でするようになった話
1 きっかけ
音楽活動をしていて、1番の出費はなんだろうか? ライブのチケットノルマ、交通費、弦やピックなどの消耗品代、スタジオ代…。とにかく音楽活動というのはお金がかかる。
中でも、レコーディングやアルバムリリースには多くのお金が必要になる。そして労力も必要になる。
レコーディングエンジニアがいるスタジオ(ライブハウスなどでもできる)を探し、予約をし、レコーディングをし、ミックスダウンをしてもらい、原盤を受け取る…。エンジニアの方が知り合いでかなり安く見積もってもらったとしても30000円はかかる。ライブハウスや専門のレコーディングスタジオであれば50000円〜であろうか。
私は29歳既婚のアマチュアミュージシャンである。
時間にもお金にも結構な限りがある。アルバムリリースのたびに30000円を使うのは正直厳しい。
そうかと言ってオリジナルソングをリリースすることは諦めたくない。どうしたものか…。
そこで出た結論が「自分でレコーディングする」というものであった。レコーディングに関する知識は殆どなかったものの、学生時代にサークルでPA機器を触っていた経験や、いつもお世話になっていたライブハウスのPAさんから、音の作り方を教えてもらったことを活かし、自分のギターと歌をレコーディングするようになった。
2 レコーディングに必要な機材
①マルチトラックレコーダー
ギターや歌を録音するための機材。全部で8チャンネルの音を重ねることができる。より多くのチャンネルがある機材もあるが、アコギの弾き語りであればこれで十分足りる。これ1台で録音した音のイコライザー調整やリバーブなどのエフェクトもかけられる優れもの。
②コンデンサーマイク
ライブハウスによくあるダイナミックマイクでも録音できるが、こちらを使うとよりクリアな音を録ることができる。マイクは、70〜80年代のミュージシャンがよく愛用していたAKG社のものを使用。
3 レコーディングのやり方
自宅で大きな音を出すと近所迷惑となるため、リハーサルスタジオをよく使う。隣の音などがあまり入らない壁の厚い部屋を選ぶ。
スタジオでは、すぐにマイクとレコーダーをセットし、録音を始める。1度に2つのチャンネルに録音できるため、ギターとボーカルを重ねたり<、ギター(生音)とギター(ライン出力)の音を重ねたりする。
4 ミックスダウン
家に帰り、ミックスダウンを行う。録音した音の音量やイコライザー、エフェクトなどを調整し、より聞きやすい音源に仕上げる。
以上の行程を終えて楽曲をリリースしている。アコギの弾き語りであるため、そこまで複雑ではないが、バンド形式になればもっと複雑になるだろう。他の皆様はどうやってレコーディングしているのだろう?
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