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【CG初心者必見】3DCGに興味を持った人が最初に見るべき記事~ソフト比較編~


初めまして!株式会社One Acreのペンたろです!

「3DCGやったことないけど、なんとなく興味あるんだよなあ」っていうそこのあなた!

今回は大雑把にどんなソフトウェアがあるのか紹介していこうと思います!
比較というより軽いソフト紹介だと思って読んでいただければ幸いです!!

専門的な用語はなるべく使っていないのでご安心ください。
※一部僕の主観が含まれます。あらかじめご了承ください。

それでは、あらためてCGの世界へ!



CGソフトとは?

まず、ここでいうCGソフトとは何かについて軽くお話させてください。

CGといえど、3DCGのモデルを作るのか、ハリウッド映画のように実写合成を行うのか、用途によって様々なジャンルに分かれています。

この記事では、使用目的ごとにソフトウェアをあらかじめ分けておりますので、自分の興味あるジャンルを読んでいただければ幸いです。

まず初心者🔰ならこれ!

はい!本当になんにもよくわからない方!

なんでもいいから体験してみたい方!

以下のソフトを触ってみてはいかが??

  • Blender

      です!

こちらは価格無料!

参考動画豊富!

できることが多い!

プロも使用している!

以下で詳しく説明していますので、是非下も御覧ください!


【Blender】

Blenderは一通りの工程を学べるぞ!


まずはCGについて検索したら必ず出てくるであろう無料ソフトBlemder。
このソフトにはどのようなメリットがあるのでしょうか。見ていきましょう。

メリット

・無料のオープンソースソフトウェア
このソフトは誰でも無料で使用することができます。
3DCGを触ってみたい人が最初に試してみるソフトになることも多いです。

・コミュニティが活発
ユーザー数が多いので、動画サイトなどではチュートリアルが豊富にあります。
インストールの仕方から、モデリングのやり方まで幅広い情報が無数にあるので安心して取り組めるでしょう。

・これ一本で幅広い工程ができる
モデリングからテクスチャ作成、シュミレーションやレンダリングまでこのソフトで完結させることも できます。SNSではBlenderでのモデリングはよく見ますが、他の工程ではそれぞれ強いソフトがあるので必ずしもBlenderだけで行うということは少ないのかもしれませんね。

デメリット

・まだ業界標準ではない
近年、Blenderのを扱える素晴らしいクリエイターは増えてはいるのですが、やはり大きな企業だと後 ほど紹介するMayaなどが多い印象です。企業同士でファイルを共有したりするため、互換性が重要な のでしょう。ですが、これからBlenderが業界標準ソフトになることもあり得るとは思います。


【Maya】

これが使えれば就職に困らない!?

現在、業界標準のCGソフトといえば、Mayaが一番に出てくる人も多いことでしょう。
専門学校に行くとまずMayaを勉強するなど、とても有名なソフトです。
Mayaはモデリング、リギング(アニメーションするための骨組み)、アニメーション、シュミレーション(炎や煙等)などを行うことができます。

メリット

・業界標準ソフト
Mayaは大手CG会社、海外でも幅広く使用されており、Mayaが使えるとCGクリエイターとしてCGを仕事にすることもできます。

・最初からツールが充実している
もともと用意されているエフェクトやアニメーションツールが豊富で簡単に使用することができます。
逆にいえばプラグインなどが多くはなく、メリットでもありデメリットでもありますね。

デメリット

・値段が高い
Mayaは1年で286,000円と個人で始める方には難しい値段です。
専門学校で使い始める人が多いのはこれが理由にあるのかもしれません。
一応、30日体験版もあるのでまずは触ってみるのがいいかもしれませんね。


【Houdini】

最強にかっこいいエフェクトが作りたいならこれ!でも最初にこれは難しいかも?

かっこいいエフェクト、作りたくありませんか?

Houdiniは多くのCGの工程をこなせますが、エフェクト、シュミレーション面ならHoudiniはかなり強いです。
しかし、ノードベースだったりプログラミングの知識がないと最大限活かすことは難しいソフトではあります。
ハリウッド映画などの上質な爆発エフェクトなどはHoudiniが使われることが多いのでエフェクト極めたい!という方にはおすすめなソフトです。

メリット

・圧倒的エフェクトの強さ
ハイクオリティな映像制作に欠かせないのが上質なエフェクトです。Houdiniは海外でも多く使用されており、迫力のある爆発映画などではHoudiniは欠かせない存在となっています。

・自由度が高い
Houdiniはプログラミングの知識があれば自分でノードを作成したり、細かい設定ができるようになるので頭の中で思い描いているエフェクトを作成することができます。
自由度が高い分、知識が多く必要になるので簡単なソフトとはいいずらいものになっています。

デメリット

・専門的な知識が必要
CGでエフェクトが作りたいといって、一番最初にこのソフトを触るとCGが嫌いになってしまうかもしれません(笑)
どうしてもエフェクト作成となると細かい数値をいじれるので、なにがなんだかわからなくなってしまい挫折してしまう人も多いと思われます。
壁を越える達成感は多く味わえるので本気でCGやるぞ!という人にはおすすめです。


【UnrealEngine5】(おまけ)

おまけ程度にUnrealEngine5を紹介させてください!
近年、すごく注目されているソフト、UnrealEngine5はゲームエンジンとされています。
しかしゲームだけでなく、映像制作においても、最近では注目されています。
CGを映像で書き出す(レンダリング)とき、時間がかかり確認するだけでも数分はとってしまうのが普通ですが、UnrealEngine5ではリアルタイムでレンダリングを行うことができます。
これは僕の主観なのですが、モデルを作るソフトというより、他で作ったモデルを配置して背景を作ったり、ライティングをしたりといったことに使われているイメージがあります。
無料で使用することができ、直感的な操作性なので、一度触れておくとCG制作の楽しさを味わえると思います!


↓2DCGに強いソフト↓


・2DCGとは?
2DCGは2次元的な思考のグラフィックです。
まあ、画像を組み合わせて絵を作って合成するイメージです!


【AfterEffects】

モーショングラフィックス、文字PVならこれ!

Adobe ArterEffectsことAEは今まで紹介した3DCGソフトとは少し違い、合成やモーショングラフィックスが得意なソフトです。
CGと一つの言葉で言えば同じくくりですが、CGの中でも2Dをうまく活用したり、3DCGを書き出したデータをAEで実写合成を行ったりすることもできます。
Adobe製品なので比較的安価に使用することができるのも強みです。

メリット

・Adobe製品
AdobeCreativeCloudなどでまとめて購入すれば、AEの他に編集ソフトPremiere Proやその他のソフトが使用できるのでAdobeを契約している人なら始めやすいです。

・日本語チュートリアルが多い
新しいソフトを始めるとき、日本語で解説動画が豊富にあると安心して始めることができます。
入門動画から応用動画まで幅広くネットにあるので、興味を持った人は一度調べてみて、楽しそうなら始めてみるのがいいと思います。

デメリット

・AEだけでCG映像を作るのは難しい
3Dモデルのキャラクターを実写合成したいと思ったとき、CGの素材がないと当然合成することもできないので、AEだけでCG映像を作るとなると幅が狭くなってしまうかもしれません。
MayaとAE、BlenderとAEなどほかソフトと織り交ぜることで最高のパフォーマンスが出せるものだと個人的には思います。
 

【Nuke】

これが使えたら映画も作れちゃう!?
ノードをつなげて作業!初めてだととっつきにくいけど、ハリウッドでも使用されている!

こちらは自分がよく使用しているソフトです!
ノードと呼ばれるものをつなぎ合わせて処理をしていきます。
ノードさえ理解していれば自由自在に制作することが可能です!
AfterEffectsとの違いは3Dとの相性が良い事!!
CG会社でバリバリ働きたい方はNukeから頑張ってみてください!

Nuke(ニューク)は高機能なデジタル合成ソフトウェアです。
映画、広告などの映像制作で使用されており、プロフェッショナル向けのソフトです。
高度なカラーグレーディング、3D合成、パーティクルエミッションなど多岐にわたる機能が組み込まれています。

メリット

・ノードベースのワークフロー
Nukeは合成の面でAEと比較されますが、AEとの違いはノードベースで作業をするところにあります。
作業の工程を視覚的に確認できるため、細かい調整を後からすることも可能です。

・データ共有のしやすさ
NukeはPythonで動いており、Nukeのノードをコピーしてメモ帳に貼り付けることもできます(笑)
それくらい簡単にデータ共有をすることもできるので多人数で行うプロジェクトの効率が向上します。

デメリット

・学習の難しさ
多機能で柔軟な反面、ノードベースのソフトなので、ノードを覚えないと何もできない状況に陥ってしまいます。
日本語チュートリアル動画も多くはないので基本、海外のチュートリアルで勉強していくことになるでしょう。
英語がわからなくてもなんとなく理解はできますが、ハードルが高いとも言えます。

・値段が高い
Nukeは体験版こそありますが、機能が一部制限されてしまいますので、本格的に仕事にするには費用がかかってしまいます。
大規模なプロジェクトだとPCのスペックも大切になるので、予算に余裕が無い方は制約が生じるでしょう。


【まとめ】

いかがでしたでしょうか。
今回紹介したのはほんの一部に過ぎません。
モデリングといえど、生き物、硬い物、背景と様々なジャンルに分かれます。それぞれ強いソフトが違ってくるので、CGで自分は何をやってみたいのか言語化してから取り組むことをおすすめします。
とはいえ急に何がやりたいかなんて思いつきませんから、まずは無料ソフトからでもいいですし、体験版で試すのも楽しいかもしれません。

まずは一つ、自分で作品を作ってみてほしいです!

高い壁を超えて作成し、やりきった達成感は宝物ですからね!!

以上、【学生でも大人でも】3DCGに興味を持った人が最初に見るべき記事~ソフト比較編~でした!

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