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心のケア

「難民」

このワードにどんなイメージを持ちますか?


世界には政治的な迫害や戦争などの理由で国境を越えて他国へと逃れた方々がいます。

そういった難民の方々の多くは逃げた先での生活基盤の確保、難民として受け入れてもらうまでの厳しく複雑な手続きに問題を抱えています。

そんな彼らにとって

「他国で受け入れてもらえるのか」
「これから生きていけるのか」

といった不安が、精神的に大きな負担となっていることは容易に想像できると思います。

大切な人を失った悲しみ、戦争への恐怖などトラウマを抱えている方も多くいます。

場合によっては気づかぬうちにうつ病になってしまうこともあります。


では、難民の方への心のケアは行われているのでしょうか。


ここでは大きく3団体の心のケアをご紹介します。

難民支援協会

難民支援協会(JAR)は日本に来た方に対して,カウンセリングを行っています。

まずは
・難民の方がなぜ母国を離れたのか
・なぜ,どうやって日本にたどり着いたのか
・パスポートやビザの有無や取得方法
など,詳しい話を聞いたうえでどうしたらよいかを考えます。

迫害される母国への強制送還を避けるため,励ましながら厳しい日本の制度の中で最善の選択ができるよう支援をしています。

国連UNHCR協会

UNHCRでは,難民の基本的人権を保護する活動を行っています。特に,子どもたちに対して保護活動を行っています。

避難先の子どもたちは,虐待や暴力,人身売買などの危険にさらされています。そういった子どもたちを守るため,社会的な支援や保護だけでなく,心理的支援も行っています。

他にも,難民に対して適切な心のケアができるよう職員の訓練を実施したり,教育やスポーツを通した支援を行ったりしています。

公共財団法人 
”PLAN INTERNATIONAL”

プラン・インターナショナルは,すべての子どもたち,とくに女の子や女性の支援に力を入れている国際NGOです。

そこに所属しているカウンセラーは実際に難民キャンプに赴き,支援をしています。

女性の地位が低いことで起こる暴力や暴行の被害にあった人たちを支えています。


このように,世界では多くのカウンセラーが

難民の方の「こころ」

を支えています。

経済的,法的支援はもちろん,こころのケアも広まっていくといいですね。


こちらの記事もぜひご覧ください。


<参考>

難民支援協会

国連UNHCR協会

https://www.japanforunhcr.org/what-we-do/protection

公共財団法人 ”PLAN INTERNATIONAL”



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