現実的葛藤関係
現実的葛藤関係
どちらかが得をすると、
どちらかが損をする
そうした利害関係を
現実葛藤関係という
こうした構造は、日本の場合は、疾病群ごと、がんや認知症、ほかの疾患間と、社会保障との利害、
障害者雇用率における、Aの障害が雇用率に算定されると、Bの障害が採用されにくくなる・・という意見にみる利害
あるいは、難病患者の医療費助成における、含まれる難病と、含まれない難病
医療費助成に入りたい疾患がある一方で、必要だが保障をうけられない疾病がある
こうした緊張関係は利害関係が内包された社会の保障制度のなかにみる‘仕組みに‘にすでにインストールされた性格の一部になってみえます。
こうしたシステムにみる精神的、心理的な影響は、
自分たちの集団が他の集団によって間接的にせよ脅威、その影響を受ける場合、私たちは内集団に対しるアイデンティティー意識を高め、
連帯感を高める傾向があるという
そして、時に外集団への嫌悪感、敵意のようなネガティブな感情さえ想起されるという
希少資源における集団間の競争
ときに、必要な資源、制度をえるかえられないか、患者の先行きに大きな影響をもたらしており、
ときに慢性的な気が付きにくい緊張感が、全体を包み込んでいるように映ります
現実的な葛藤が、日本の政策にみる、障害ごと、疾患ごとである以上、
縦割構造には、集団間の緊張感が伴う傾向が、システム上生まれがちになる
内集団、外集団の意識が、構造的に芽生えることは、なかなか避けがたい状況ともなる
内外が分かれると、相手の集団に対して、‘否定的‘にとらえるバイアスが含まれることがある
偏見というものですが、
希少資源をめぐる集団間の構造
偏見、ほかの集団への感情、
多様性と包摂を語るとき、
足元の仕組みが集団にどんな感情や、心理的な傾向をもたらしているのか、
時折、じーっと、足元を眺めています・・