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〇〇から、基礎を作る。

つい最近見たYoutubeで出てきた言葉。

「基礎・基本の定着」
「もう一度、基本的な問題演習からやり直します」
って言うけれど。
やり方を間違っていたら、間違った基礎しか身に付かない。
基礎を作るために大事なことって何だろう?

原理から、基礎を作る。

件の動画は、トランペットの奏法に関するもの。

楽器の音が鳴る仕組み(=原理)を知って理解して、それを踏まえた練習をすることで、音を出せるようになる(=基礎)。
原理に合わない吹き方をしていたら、間違ったクセがつく。
原理に合う吹き方をしていれば、4オクターブを無理なく自然に鳴らせるようになる。無理なく自然に。唇が潰れることなく、楽に。
だから、原理から基礎をしっかり作ろう。ということ。

私の担当科目が化学なので、どうしても計算とか定義の話になるが。
(1)溶液の体積(L)なのに、標準状態の気体の体積(22.4 L)を使おうとする。
(2)割る、割られるの関係が逆になる。
(3)計算結果は合っているけれど、よく見たら式が変。
(4)負極・正極、陰極・陽極を間違える。
(5)酸化・還元を正しく説明できない
などなど、こういうミスは原理が定着していないってこと。納得。

「答えが出たから、いいじゃん」と言わずに。
たとえ正解した解き方であっても、きちんと解説を読んで原理を確認する。同じ観点で解いているか確認する。そういう積み重ねが基礎になると思った。

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