脳は現実と創造を区別できない?
ヒーリングでイメージが大切である、という言葉を見たことがある。
ヒーリングをしたい箇所が健康の状態をイメージする。
こんなことで良くなるのか?という疑問が生じると思うが、
あながち間違いではなかったのかもしれない。
脳は主語や否定語などを認識できない?
脳は、誰に対して言ったかに関わらず、自分に対して言っていることと同じになってしまう。全ての発言が、自分に対して言っているという構図なると言える。
脳は、対象物や時間など色んな事に対して、本人と他人、過去・未来と現在との区分ができないとも言われている。
例えば、誰かに悪口を言ったとする。言った本人は相手に言っているが、
実は自分に対して言っていることにもなる。
また、過去の嫌な出来事を想像すると、
気持ちが悪くなったり、脈拍や呼吸などの生体反応にも変化が生じることがある。
こう見てみると、脳は「今ここ」しか経験できないのかもしれない。
未来や過去を思っても、反応は今に起こる。
他人に向けた言動も全て自分に行っていることとなってしまう。
量子力学からの観点
わたしは学者ではないので、科学的に説明はできない。
書籍であったり、WEB上で見つけた情報なので
そういった認識で読んでほしい。
量子力学では素粒子というものがあり、
物質の最小単位を素粒子と呼んでいる。
この素粒子は、観測者が観測する前は「波の状態」、
観測をしたら「粒の状態」に変化をする。
このことから、素粒子は観測者の意図によって状態が変化する、と言える。
わたしたちの身体やあらゆる物質の最小単位が素粒子である。
この事実から考えると、わたしたちの意図や意識によって、
身体や他の物質を変容することができる。
こう言い切ることもできないだろうか。
考え方
これらのことを踏まえると、強く信じていることや当たり前のこと、
固定観念と呼ばれているものが変容しやすいと考えれる。
人間は信じていないことは受け入れ難い。
自分は天才だと思いたい人がいる。しかしその人は、天才ではない。
そんな人が、いきなり「わたしは天才である」と言っても、
心の中では「そんなわけないだろ」と本音がこぼれる。
この状況では、発言した、意識したことは変容されない。
本音が、「そんなわけないだろ」と思っているので、
この本音が現実として現れる。
最後に
脳は主語や否定語などを認識できないと言っておきながら、
天才と思いこむことができないとも言い、矛盾している。
なぜか?
例えば、あの人は性格が悪い。と言ったとしよう。
性格が悪いと思って発言をした時、あなたはどんな気持ちになるだろう。
少なくともいい気分ではありませんね。ここでポイントなのが、
この「気分」だ。最初に書いたが、過去の嫌な思い出を想像した時に、
脈拍や呼吸などの変化が現れる、この変化は気分が起因する。
よって、どういった気分になるかが大切なのである。
「わたしは天才である」と言った時に、どういった気分になるかが
重要であって、何を言っているかはそこまで重要ではない。
今、どんな気分でいるのか、どんな気分を選びたいのかが重要である。
そのために、現実とイメージの区別がつかない脳を利用してみようではないだろうか。
あなたはどんな想像(現実)を創造しますか?
冒頭に言ったヒーリングに関係ない話になったなー。
今日はここまで。おしまい。