フルマラソンで3時間を切るための練習

改めてフルマラソンで3時間を切るための練習とはなんだろうか?と考えてみる。

まずは泣く子も黙るダニエルズの指標だ。

VDOTは53.5となり、ハーフマラソンのタイムは1時間26分18秒、10000 mは38分59秒、5000 mは18分48秒となる。

このレベルの選手の練習は以下のペースでなされる。

というわけで余裕を持った5-8 kmのペース走をキロ4でコンスタントにこなす事が出来れば、サブスリーは近いように見えてくる。

けれども実際には、このレベルのペース走が出来ても、サブスリーが出来ない選手は沢山居り、市民ランナーにおいて課題となってくるのは42 kmなどの非常に長い距離を一定出力で押し続ける持久力なように考えられる。

それはどのように育成されるのか。

いろいろと論文や講義動画など見てみると、結局は以下のようになると思われる。

・週間走行距離が多い
・1週間で平均した際の練習の強度が高い (=練習の継続性が高い)
これは同時に良質なリカバリーなくしては実現なされないため、良質なリカバリーが確保されていることとほぼ同義と考える
・長距離のロング走がコンスタントにある
・さまざまな強度の練習が含まれている

とは書いたものの、それぞれが実際にどのような値がSweet spotなのかを実験的に示した情報はあまりない。

ここが経験知の部分であり、さまざまな監督や学者が練習について記載した本を読み込んで、じぶんでトライアンドエラーを行っていくのが良いのだろう。

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