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Hear from you(オリジナル曲)

My treasure (that I've heard from you)
あなたの手紙が 宝物です。

ーーーLyricsーーー
遠い遠い国からの 小さな小さな贈り物
ずっと待ち焦がれていた あなたからの手紙

どんな所にいますか
茶色の便箋からは想像もつきません
どんなとこにいても
あなたはあなたのままでいますか

マイトレジャー たからもの
知らない街のポストから 温もりが届きます
カラフルなふうせんの 封筒をなぞって思う
新しい街並みを

長い長い道の先 小さく光る星空
ずっと待ち焦がれていた あなたとの約束

どんな人になったの
代わりの珈琲は ぬくもりを伝えて
どんな人といても
あなたはそのまま 真っ直ぐでいて

マイトレジャー たからもの
知らない街のポストから 温もりが届きます
カラフルなふうせんの 封筒をなぞって思う
新しい街並みを
ーーーーーー

「hear from you」という単語は英語の授業で出てきて知った気がする。
とにかく、新しい単語を歌詞に入れこみたい年頃だった 中学3年生頃だろうか。
(これは鈍色(オリジナル曲記事)にも書きましたか)

とある大切な友達から手紙を貰った出来事を元に、書いた歌なのです。
田舎だったので同級生の人数も少なく、小学校から中学校まではクラスの友達はずっと1つのクラスである事がほとんどで変わることなく一緒に進級していった。
そんなクラスメイトの中で親交が深かった友達が1人。
成績もトップクラス、
だけど勉強についてはやる気無し。
性格は、つい人に譲ってしまいがち、優柔不断のポンコツキャラ。でも何かとしっかり者で癒し系。

中学生になると、わたしと学業成績で1位争いをしてくれるのはその子だけだった。
お互いに「頭いいよね」と思っていて、唯一勉強の事について素直に話せる友達。

田舎の小中学校では学業成績がトップ=ガリ勉というレッテルがあったので、(たいして勉強してないのに?)
決してガリ勉でもないし、ふつうにやってるだけだという認識を共有できるのは1人の友達だけだった。
この友情は特殊なもの。

中3の夏休みに、彼女が父の転勤の都合で 三重県に転校することに。
その後、携帯も持たされていない時代で固定電話しかなく、文通が始まったのでした。

当時の手紙

三重の学校は
関西圏であるので京大を目指す人も多く、彼女が通う学校も成績はハイレベルの学校だった。
授業中の積極性も、九州地方田舎の「ウジウジして誰も手挙げない」とは対照的にみんな積極的に発表したり意見を言う…
「カルチャーショック」だったとか。。。
という手紙の内容などでした。
ーーー

そこで生まれた Hear from you。
封筒と便箋のデザインから伝わるイメージを歌詞に取り入れたと思う。

日本だけど「まるで遠い国」で、
温もりが伝わる文字は、宝物
文通だからこそ、込められた気持ち。

それからその友達とは高校1年〜高校3年生までメールでやり取りし、
手紙の約束通り同じ大学を受験しました。。。これが「約束」

中学生の頃の手紙の中で 某大に行こうねって約束したのでした。
「あなたは宝の持ち腐れだから、勉強したら私より絶対頭いいよ」と彼女からの励ましの言葉✉️
これがモチベーションとなりました。

ーーーー
ちなみに中学の頃の歌詞では
「My treasure  ヒア ふろむ ユー」って言ってました!
メロに合わねえですね!!

ーーー
この曲を20代になってふと思い出し、バンドでもやろうと思ったのは
外国をルーツに持つ方が、故郷の国(アメリカやカナダ…)からポストカード・ぬいぐるみお菓子などの贈り物を送ってくれたことがきっかけ。

「遠い国からの 小さな贈り物だ!」

その開ける時のワクワク感、距離を経た場所からのハガキが来るワクワク感は、この曲を非常に思い出させた。(reminds me of this song)

実は1st EP 「Les Contes」
最初に入れようとしていた候補曲でした。

Hear from youこそ、短編小説っぽいですよね。
5曲とはならずでしたが、4曲の“”短編小説もお読みください〜

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