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後輩ちゃんの気持ちは……?

◯◯
「こんな青春送りたかったぁ…って、今もその青春の真っ最中か」



1人苦笑いしながら小声で呟く



◯◯
「さっ、て………どうすっかな?」



隣でスヤスヤと眠る後輩の様子をそっと伺う



◯◯
「理子ちゃんが誘ってきたのに寝ちゃうんだもんなぁ〜」



このまま静かに帰っても良いのだが、女の子の1人暮らしだ

鍵の閉まっていない状態でこのまま過ごさせるわけにはいかない。どうしたものかと思案していると



理子
「んぅ……ぅ?」


◯◯
(タイミング良いな)



理子ちゃんが起きた



◯◯
「おはよ」


理子
「わっ、ごめんなさい」


◯◯
「いーよいーよ、気持ちよさそうに寝てたね」


理子
「__///」

「上の句、下の句、結びを一気見だったし……///」


◯◯
「それにしては割と序盤の方で寝ていたけど?」



照れている姿が可愛くて、誤魔化すためにからかってみるが



理子
「それは……楽しみであんまり寝れなくて……////」



なんて更に可愛い答えが返ってくる



◯◯
「そ、そっか…」


理子
「先輩、もう帰りますか?」

「もしよかったら家で晩ごはん食べませんか?」


◯◯
「いや!流石にそこまでお世話になれないし…ぼちぼち帰ろうかと思ってる」


理子
「だったら玄関まで送りますっ」


◯◯
「そんなに気を使わなくても良いよ」


理子
「いえっ、りーからお誘いしたのに寝ちゃったし…手土産もいただいちゃったのでそうゆうわけにはいきませんっ!」



これは断ってもとことん食い下がってきそうだと思い受け入れることにした



◯◯
「じゃあ、お言葉に甘えてお願いしようかな?」


理子
「はいっ、お願いされましたっ」



ニコニコと笑みを浮かべる理子ちゃんが可愛くて、頭をポンポンするように優しく撫でる



理子
「___ッ///」

「先輩ってみんなにいつもこんな感じなんですか?」


◯◯
「こんな感じ、って?」



質問の意図が分からず聞き返す



理子
「……頑張りますっ」


◯◯
「え?」


理子
「いや、なんでもないですっ//」


◯◯
「ちょっ、それめちゃくちゃ気になるやつじゃん」


理子
「気にしないでくださいっ」

「それにしても、サークル以外で先輩と会うの変な感じです」



話を逸らされたが、これ以上聞いても答えてくれないだろうと思い流す


◯◯
「確かになんか変だね」

「逆に明日サークル行った時に変な感じしそう」


理子
「確かに」



お互いに目を合わせて笑う



理子
「今日はワガママ聞いてもらってありがとうございます」


◯◯
「全然いーよ、俺もちはやふる見たかったし」


理子
「よかったですっ」


◯◯
「ま、誘った人は誘ったクセに早々に夢の中にいっちゃったけど」


理子
「もうっ!それは言わないでくださいよっ///」



胸をポカポカと叩かれる



◯◯
「ごめんごめん」


理子
「………今度こそ、先輩と!見たいんでまた誘っても良いですか?////」



恥ずかしいのか若干俯き気味の上目遣いでそんなことを尋ねられる

ただ、少し語気が強くなったところが気になって尋ね返そうとする



◯◯
「全然良いけど……先輩と、ってどういういm」


理子
「じゃ、また明日サークルで会えるの楽しみにしていますっ//」


◯◯
「ちょっ、まだ質問してるっ!」


理子
「うるさいっ!///」


◯◯
「理不尽っ!?」


尋ね返そうとしたが、背中をグイグイと玄関まで押し込まれる



◯◯
(気になるけど…ま、いっか)

「ハァ〜…じゃ、今日はありがとね」


理子
「いえいえ、こちらこそありがとうございました」

「絶対!また誘いますねっ!///」


◯◯
「分かってるよ、楽しみにしているね?」

「じゃ、また明日」


理子
「はいっ、また明日っ」



手を振り合って別れる



◯◯
(自然とまた来ることになったけど……理子ちゃんこそ他のみんなにもこんな感じなのかな…?)


理子
(ドキドキしたぁ///……また、先輩来てくれるんだ…やった!)



__________Fin

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