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(公務員の仕事)予算要求の実務(うまくいくコツ)
(2024.12.15追記)自治体予算獲得への道(今村寛:福岡市職員)にリンク
今回の投稿は、予算要求の具体的なやり方(うまくいくコツ)を説明する内容です。といっても、自分はまだうまく説明できないので、、、
以下の説明は、島根県庁の「とある部局」が行った「予算要求の勉強会」の資料を入手し、転記したものです。
自分とは別の部局ですが、経験値の高い担当者が書かれたもので、広く通用する内容だと思いますので、この場で披露させていただきます。
予算要求をするとき、意識すべきこと
1 「現状」 → 「課題」 → 「対策」 の流れで、考える
・最も大切なことは「現状」の把握
・現状困っていること(課題)に対して、予算を投入し、解決を図る
・共感してもらうべきは、優れた対策ではなく、「困っていること」
・そこを共感してもらえれば、「対策」は一緒に考えればよい
【要求検討の流れ】
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【よくある話】
「対策=予算」だけが先行して、現状把握が不十分
・「より良くなる」という考えは大事だが、お金をかければ当然良くなる
・だれもが予算措置が必要と感じるには、しっかりした現状把握が重要
この1点めは、意識してやらないと【よくある話】みたいになってしまいがちだと、今回の予算要求でも感じました。
2 定性的ではなく、定量的な説明をする
・「感情やあるべき論」のみで、現状や課題の言及が不十分では理解を得られない
・可能な限り数字で、定量的な説明をすることが大事
・数字は現実を表し、説得力があるので、この点を意識することは重要
この2点めについては、日ごろの仕事において、自分でも意識していることですので、すんなりと取り入れられました。
3 まとめ
予算要求の考え方、資料のつくり方は、ビジネスをする上での、一般的な「論理的な考え方」「わかりやすく説得力のある資料のつくり方」と通じるものであり、ヒントを得るためにビジネス書を読むのも良いと思います。
4 参考リンク
「自治体予算獲得への道」
今村寛(福岡市職員)さんが2024年7月~12月に書かれた連載コラム