島根で生きるボリスさん(出雲でウクライナ支援 国を超えて人とつながる)
Noteのテーマの一つとして、海外の国々やその人々と島根県との関係について書いています。
【テーマ】
(1)島根に暮らす外国の方々、という視点と
(2)島根と海外とのいろいろな関係、という視点の2つの柱で書いています。
今回、島根で「働く」外国の方々に関して、12/23、地元新聞で取り上げられた、ロシア人のボリスさんについて紹介する内容を投稿します。
【報道概要】
2024年12月23日の山陰中央新報の特集記事の概要を紹介します。
2022年2月ロシアのウクライナが侵攻、同年4月、ボリスさんは、友人の牧野さんたちとともに、日本への出国を決断。
亡命だと思われないよう、出国時の荷物はスーツケース二つだけ。
移住した先は、牧野さんの知り合いの会社社長から誘われた縁で、島根県出雲市。
現在、同胞の同僚たちとともに、ロシアやウクライナから流出するエンジニアに日本語教育を提供し、島根県内や全国のIT企業に紹介する事業を行う。
一方、戦争の先行きは見えない。家族はギリシャに移住。戦争を止めるすべは見つからず、不安は多い。
ボリスさんが出雲で暮らして2年半、落ち着く場所があり、意気投合する人たちがいる。この地で生き抜く決意。
とのことです。
【感想】
ボリスさんについては、
自分から見ても、ボリスさんの地元に溶け込む人柄と、場を明るくするキャラクターが生み出す巻き込み力はすごいものがあります。また、日本語力と社交力は天賦の才があると思います。
今回の記事では、地元紙記者による丁寧な取材がされていて、
例えば、出雲という土地がつないでくれた縁として、市内のそば屋の店主と意気投合したことに触れ、店主のあたたかいコメントも書かれています。
「真面目だし、苦労をしているのに、それをあまり外に出さない。地元の人に溶け込んでいくのは彼の人柄だね」
という、そのコメントがボリスさんの人柄を的確に表していると感じます。
【参考】
ボリスさんたちの取組を紹介する過去の記事があります。あわせて、読んでみてください。