見出し画像

脳梗塞と運転免許証④【ドライビングシミュレーター】

机上での検査の日々が終わり、ドライビングシミュレーターを使っての危険予測と運転の練習に入りました。

ここまでの検査の日々は、運転免許証再交付の為に必要な診断書を書いて貰う為のもの。
病院での決まりは、検査とドライビングシミュレーターでの訓練がセットになっていますが、ドライビングシミュレーターでの訓練は病院独自の事で診断書取得の必須ではありません。


ドライビングシミュレーター
一見ゲームセンターにありそうな雰囲気


私はきっと酔うだろうと予測して酔い止めを服用して、このドライビングシミュレーターでの訓練に言語聴覚士と作業療法士の立ち会いのもと挑みましたが、1時間弱の予定がものの4分ぐらいで車酔いが激し過ぎてリタイア…
その次のリハビリの時間も吐き気がして気持ち悪かった。

それでも診断書を書いて貰うの為にと、一日あけて厭々ながらも再チャレンジ。
前回同様やはりリタイア。
リタイア直後の血圧測定の結果は問題なし、周りの雰囲気は体調が戻り次第もう一度的な期待に満ちた雰囲気。
誰か止めて!と思いつつ再チャレンジしたものの4分でノックダウン。
立つ事も出来ず車椅子で病室に帰り、昼食もとらず夕方まで寝込んでしまいました。 
数値が異常じゃない限り止めない療法士達もどうかと思うけど、完全に無理でしょ!と見せつけるまでやってしまう私もどうかと思う(冷汗)
その後担当の作業療法士から、酔い止めの薬の種類を変えてみようか?と言う話が出てるのだけど…と、すまなさそうに言うではないか。
誰だよそんな事を言ってるのは!と言う気持ちで断固拒否。患者仲間や良く話すようになった担当じゃない言語聴覚士さんにもキツかった話しをしたり。

そんな訳で、ドライビングシミュレーターは体質的に無理だからこれ以上トライしないと心に決め、担当氏に主治医と別の方法考えて貰うようにお願いしました。

結局、ドライビングシミュレーターの訓練なしで、発症から6ヶ月後の6月に診断書を書いて貰える事になりました。


ドライビングシミュレーターは、危険予測の訓練や、高速道路、市街地、郊外と色々なシーンを運転する事でより安全運転が出来るようになるツール。
体調さえ悪くならなければ、必須でないにしても体験、訓練する事はとても有意義だと思います。が…



ここで私が一番言いたい事は、
いくら車酔いが激しくても、血圧測定の数値が高くなるなどの異常が無い限り、療法士には辛さは伝わら無いと言う事。
自分自身で判断してNO!が言えないと後が大変。

普段のリハビリにしてもそうなのですが、ついつい受け身になってしまいがち。 
病院に慣れて来れば来る程、言い難くて頑張ってしまう。
担当の療法士と阿吽の呼吸になっていればなっているほど、他の療法士にも同様に期待してしまうのだけど、それは期待し過ぎ。
意思表示と想像は大切。
そして、リハビリを担当する方達も断り易かったり、相談しやすい雰囲気や言い方をして頂けると有り難いなぁと思いました。



主治医に書いて貰う診断書の用紙は、運転免許センターに連絡して入手するのですが、私の地域の運転免許センターの電話がなかなか繋がらない…
どうゆう事?ってくらい繋がらない…
みなさんこんなに手間取っているのでしょうか?
続きは用紙を入手してからになりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?