SUZURIでシルクスクリーン印刷でグッズを販売する3つのメリット
こんにちは。SUZURIのおなつです。
さて、SUZURIで販売できる一部のアパレル系アイテムではシルクスクリーン印刷という特別な設定での販売が可能です。
このシルク印刷の機能について、先日わたしが主導でFAQを公開させていただきました。
何気ないFAQ1つにも、こうしてCSの魂が吹き込まれていたりします!
とはいえシルクスクリーン印刷という何だか仰々しそうな名前もあり、クリエイターのみなさまにはまだまだ浸透していない空気を感じております。こんな必殺技みたいなの、及び腰になってしまうのは分かります。
そこで今回は、シルクスクリーン印刷で商品を販売するメリットを、とっても簡単な言葉でお伝えいたします。簡潔に言うと、この3つです。
メリット1. 儲かる
メリット2. リスクがない
メリット3. かっこいい
簡潔にしすぎました。
でも、これだけで十分でしょう。存在は知っていたけど、なんとなく手をつけてない...という方にはこれを機にぜひ使っていただきたいです。
それでは解説してまいります。
シルクスクリーン印刷とは
シルクスクリーンは孔版印刷の一種です。
孔版印刷とは、版にインクを付けて印刷するのではなく、版自体に穴をあけそこからインクを擦りつける印刷方式です。
メッシュと呼ばれる布を張った版を使用し、インクが通過する部分と通過しない部分を作っておきます。
※これはSUZURIの工場とは関係のないフリー素材の画像です
印刷したいもの(Tシャツなど)の上に版を密着させ、メッシュの上にインクを置き、スキージというヘラのようなものを使ってインクを押し出すことにより印刷します。
1色ごとに版を作成して生地に直接プリントをしています。
版さえあればインクや素材を変えるだけで色々なもの(ガラス、プラスチック、合成樹脂、金属、布等)に印刷することが可能です。
版を作成する版代というものが固定でかかるため、ロットを大量に作ると制作単価は安くなっていきます。金額面も含め、一般的には以下のような特徴があるとされています。
例えば『黒ボディに白1色での印刷で、ライブに来た人に配る、1,000枚のTシャツ』などであれば、シルクスクリーン印刷が非常に向いていますね。
ここで挙げたのは一般的なメリデメですので、今回はSUZURIで使うメリットを説明していきます。
メリット1. 儲かる
何よりこれです。
先ほど説明した「大量に作ると制作単価が安くなる」というのはSUZURIでも同様です。そのため、売れれば売れるほどSUZURIからの提供価格が下がり、そのぶんトリブンに上乗せされる、という仕組みになっています。
例えばこちらはTシャツを1色のシルクスクリーン印刷で販売した場合です。SUZURIからの提供価格が下がっていくため、
100枚売れたら、800 x 100 = 8万円の利益増に!
あまりお金お金と言うのもアレですが、あらためて数字にしてみると良くわかりますね。
メリット2. リスクがない
シルクスクリーン印刷は本来大量にロットを作ってお得になるものなので、基本的には在庫を抱える商品生産になります。在庫を抱えるとなると...売れ残ったときが怖いですよね。。
でも、SUZURIの場合は安心なんです。
通常のSUZURIの販売方法と同様、販売を開始する際の費用は無料。そして、注文された枚数が目標数に達しなかった場合は、シルクスクリーン印刷ではなくホワイトインクジェットプリントで製作されます。
先ほどのTシャツの場合には、5枚以上売れることでシルクスクリーン印刷に切り替わり、10枚以上売れることで提供価格が下がっていきます。
※目標数はインク数(3色まで)によっても変わるので、詳しくは「シルクスクリーン印刷」トリブンが増えるしくみ を確認してみてください
というわけで、クリエイターのみなさまにはリスクなく、お気軽にご利用いただけるのです。
メリット3. かっこいい
SUZURIにて販売しているTシャツは全てホワイトインクジェット・インクジェット印刷です。(フルグラフィックTシャツのみ昇華転写)
シルクスクリーン印刷の、仕上がりに関する特徴は以下の3つ。
①発色がよく、印刷部分が生地の色に影響されない。
→黒などの濃色生地に対して白などの淡色のインクを使用しても、くっきりと印刷される。
②耐久性の強いインクを使用するため耐久性が高い
→インクジェットプリントよりも、洗濯による色落ちや剥がれが発生しにくく、持ちが良い!
③高級感が出てかっこいい!
→生地にインクが厚くのって、ざらっとした質感になる
特色インクは以下の7色!
通常のカラーに加えて蛍光色5色+ゴールド・シルバーとなります。
これだけみてもワクワクしますね...!!
実際につくってみて
今回シルクスクリーン印刷のFAQを出すにあたり、わたしも実物をつくって、さわって、着てみました。
非常にしっかりとした厚みのある印刷で、蛍光色やシルバーなどの特色インクもはっきりと再現されています。
▼元データ(社内の子に描いてもらいました🍆心なしか顔も似てる)
▼これを入稿します。以下は入稿時の画面です。
元データでは3色使用しているので最初に自動で3色選ばれますが、
あとから自分で色を変更できます。
今回はパープル・蛍光グリーン・シルバーの3色を使いました。
▼実際に届いたTシャツ
おそらくインクジェット印刷の色域では出せない、蛍光グリーンの発色の良さが見て取れます。(ナスのヘタかわいい)
シルバーのギラギラ感、ざらっとした感触もあり、特色の良さがちゃんと出ています。
この夏は何度も着て洗濯しましたが色あせることもなく、耐久性の高さも感じました。
このくらいはっきりした印刷だと、個性もでてお出かけにも着ていきたくなりますね(インクジェットのTシャツは「う〜ん外に着ていくには...」となり、部屋着に落ち着いていくことも多いかと思います。。)
終わりに
シルクスクリーン印刷のメリットは伝わりましたでしょうか?
ぜひSUZURIのシルクスクリーンページからトライしてみてくださいね!
さらにくわしくは、今回新たに公開したFAQ『シルクスクリーン印刷について』もご覧ください!
そして、このようにクリエイターによるグッズ制作体験を支えられる職種「カスタマーサービス」をSUZURIではただいま大募集中です!
わたしと一緒に、CSの見地からサービスづくりに携わってみませんか?興味のある人はぜひ、上のページからエントリーをお待ちしています!
(現在は契約社員のみの募集となります。)
以上、SUZURIのおなつからでした。
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