生地がしわしわなのはいいんだけど、折りしわだけは本当にきれいにして欲しいの。
この記事の内容
初めて見た人、初めて聞いた言葉から、コミュニケーションのことが少し分かった気がしたので書きます。
これを見た
人のオススメで、みました。覗けない世界でおもしろかった。
服飾の世界で深くなってる百々さん。自分にとっての異世界。
異世界と分かりやすい異世界。
番組中の、モデル撮影時のスタジオ、アシスタントが持っている被写体のバッグに「これ アイロン」と言う百々さん。すぐにバッグにアイロンをあてる。
「まだ汚い」と足早に裏へ行き、自らアイロンをあてる百々さん。
次に百々さんがアシスタントに言った言葉がこれ
その言葉を聞いて一瞬、視聴者の僕は置き去りにされた。
画面に写っているのは、僕から見たら「きれいなバッグ」
「折しわ」とは「衣服や紙などをたたんでおくことによってできるしわ」のことらしい。
置き去りにされた瞬間、百々さんから見えている世界に潜るように、言葉の意味を考えた。
僕が思いついた意味は、
「折りしわがロゴマークとかに、かかってたのかな?」
いや違う。「しわ」自体は否定されていない。
「折りしわは、バッグを作ったデザイナーの『美』の設計外だから」
デザイナーへのリスペクトなのか?いや、だからといって自分の仕事に忖度や遠慮をする人ではなさそう。
「折りしわ=新品であり、写真で描きたいイメージと違和感が出てしまう」
例えば、街中にお気に入りのバッグで遊びに出かけているイメージなら、それが見るからに新品なのはおかしい。
…これじゃないかな?(正解は分からんけどw)
僕がそこにいたら、スキを見て極力うまいこと確認を入れたい。
自分の理解が正しいのかどうか。
思ったこと
まずは「置き去りにされたこと(意味が理解できていない)」に気づくときと、気づかない時がある。
気づいたら、上のように意味を何案か推測することができる。
まず、ここでいくつの案を出せるか。知識/経験からなる想像力に懸かっている。
そして、知識/経験を得るためには、意識が必要になる。
知ろうとする意識や、行動する意識。
意識を持つためには、気持ちが必要になる。
あれをしたい、これをしたい、こうしたい、という気持ち。
気持ちを持つためには、感じることが必要になる。
心地いいな、怖いな、切ないな、おもしろいな。
何かを感じることから、相手の言葉を理解することにつながっていく
何も感じなくなったとき、相手の言葉がこっちに届かなくなる。
何も感じなくなったとき、想像力がなくなってしまう。
コミュニケーションには、必ず相手が必要だけど、
その始まりは、たった一人の人が何かを感じることから始まると言える。
バットとグローブを買います。