過疎地でいきること
以前借りていた畑の、隣にすんでいたおじさんの話です。
そのおじさんは早くに妻を無くし、独り暮らしが長かったそうですが、なにぶん過疎地域で買い物にも不便なので、だいたいのものを自給自足で賄うようになったそうです。
僕もどちらかというと、田舎暮らしが好きな方なのですが、こんな風に、必要に駆られた自給自足は尊いと思います。
人間はつい、「どこどことくらべて不利な点がある、だからダメだ」みたいな考えかたをしてしまいがちです。それは、田舎を見下す都会人が言うこともありますし、逆に都会暮らしに疲れて田舎に来た人が言うことでもあります。
でも、じぶんが置かれた状況のなかで、一番消費エネルギーが少ない方法を選んだら、自然と自給自足になった、という思考は、僕にとってはとても羨ましいし、この土地が好きになって移住した僕には多分到達できない心境だな、と思いました。
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