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「影響受けた人・オブ・ザ・イヤー」をピリカさんに!/気まぐれ雑記

このままだと何にもなかったことになってしまいそうな2021年をぼんやりと振り返っている。

note内で今年一番お世話になり、影響を受けた人は誰だろうか。年内に御礼申し上げたい人たちの名前が次々に浮かびくる中で、私の中の第1位はやはりこの人だった!

(♪おのおのドラムロール願います)

ピリカさん!

いやあ、ピリカさんには影響受けまくりの一年だった!

今年5月末にnote参戦した私は、ピリカさん主催の私設ショートショートコンテスト「ピリカグランプリ」でその名を初めて目にした。

なんのこっちゃ、と思っているうちにコンテストは終了。次に目にしたのは「すまいるスパイス」というピリカさんの音声配信。所詮は素人さんのポッドキャストラジオ配信、と偏見を抱きながら聴いてみると、等身大の世間話トークがやけに耳に馴染む・・・。しかも、「ピリカ文庫」なる企画でnoterさんたちに執筆を依頼し、その作品を朗読・・・。

私は得体のしれない焦りを抱き始めた。

ショートショートにラジオに朗読。私が興味があることばっかじゃないか!なんでこの人にできて、私はできていないのだろう。

いろいろと考えた末に出た結論は・・・まねること。

もちろん、向き不向きはあるから私にはできないこともある。それでも、吸収できるものは素直に吸収させてもらいたい。ピリカさん主催の企画に参加し、「すまいるスパイス」を聴き、作品を朗読させてもらった。

ピリカさんの後ろ姿を追っているうちに、一つ感じたことがあった。

『この人は劉備玄徳タイプではないか!?』

高校時代、私は三國志にハマった。吉川英治の作品を読み、横山光輝のマンガを読んだ。コーエーのゲーム「三國志」は共通一次試験(古い)の前日にまでやっていて、親とケンカになったほどである。

その「三國志」で主人公的なポジションの劉備玄徳。

腕自慢・知恵自慢の猛将・知将がひしめく三國志の世界の中で、劉備の能力値自体は超人的なものではない。しかし、人格=人徳という類まれなる資質により、並み居る武将が仲間として、配下として、劉備と同じ夢を見ることを望むのである。

無理だ。同じことはできない。タイプが違う。

三國志ゲームになぞらえるなら、いまの私は小国を守って悶々としているうちに攻め滅ぼされる名もなき太守、か・・・。

そんなことをぼんやりと思いながら、少しづつ交流が深まるうちに、ついに「ピリカ文庫」の執筆依頼をいただいた。せっかくのご依頼、すこしでも爪痕を残したいと思い、少し仕掛けを施した。

「ピリカ文庫」の作品は「すまいるスパイス」内でパーソナリティーのピリカさん、こーたさんのお二人のうちどちらかに朗読してもらえるのが恒例だ。朗読用コンテンツとして記憶に残る作品を書けば、それだけ印象は強くなるはず。

冬の寒い時期に好まれる『人情噺』のテイストに決める。構成の中に、落語のセリフを取り込み、落語風のオチを入れ込む。

声に出して読んでもらえたら、少し面白いはず。そう思った。


だが後日、予想外の展開が待っていた。

「すまいるスパイスでご自分で朗読しませんか?」

ピリカさんから、そんなお誘いが来たのだ。

自分で仕込んだネタを、図らずも自分で読むことになったのは想定外だが、逆に言えば願ってもないチャンス!

収録当日はピリカさん、こーたさんの優しさに救われ、温かい空気の中で安心してお話しすることができた。お二人には改めて感謝の気持ちをお伝えしたい。

その後、私も別の場できっかけを得てポッドキャスト配信をはじめ、ピリカさんをゲストとしてお招きしたり、再度「すまスパ」出演の機会を得たり、と「ピリカ国」との同盟関係は順調に推移している。


だが私は知っている。

ピリカ玄徳の真の恐ろしさがわかるのは、これからなのだということを!

12月28日午前0時から、「冬ピリカグランプリ」が始まった。

夏の開催時を上回る、数多くの猛将・知将がひしめき合い、火花を散らす決戦が繰り広げられるだろう。

よし!と私は右手に矛を握り、騎乗する馬の頭を向ける。

どこへ?

もちろん血風渦巻く戦場へ。「冬ピリカグランプリ」のさなかへ!!

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