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「三国志」といえば関羽雲長、というアナタに!/【朗読】吉川英治「三国志」

選り抜き朗読「忠臣・関羽、これにあり!」

吉川英治先生の不朽の名作長編「三国志」。
おもしろいけど、とにかく長いw
しかも、人気どころの役者が揃うまでにめちゃくちゃ時間がかかる。
そんな大作の朗読を続けています。
現在、全10巻の5巻目にあたる「孔明の巻」に差し掛かり、もう少し頑張ればようやく天才軍師・諸葛孔明の登場と相成ります。

とはいえ、その前にも三国志ファンなら読んでおきたい(聞いておきたい)人気のくだりがあるのです。

「関羽千里行」を中心とした、関羽雲長の忠義のストーリーです。

曹操に追われ、徐州から河北の袁紹のもとに逃れていった劉備玄徳。
戦乱の中で孤立してしまった張飛。玄徳の夫人を守って城に残った関羽。
桃園の誓いを交わした3人は、やむなく離れ離れとなります。
しかし、曹操は関羽の忠義心に惚れ、張遼の仲介で条件付きで配下に迎え入れます。

一向に自分になびく気配のない関羽に忸怩たる思いの曹操。
一方で関羽は恩返しをした上で堂々と曹操の陣営を去り、玄徳を追いたいと考えます。
袁紹の軍と対峙する中で、敵将・顔良に蹂躙される曹操軍。いまこそ、と青龍刀を握ったのは誰あろう、関羽でした。

曹操軍を悩ませた顔良ばかりか、その義兄弟の猛将・文醜までも屠ってしまった関羽。このままでは自分のもとを去ってしまう、と曹操は、別れの挨拶を受けぬために対面を避けるようになります。やむなく関羽は、許都を脱出することを決めます。

玄徳の夫人を守りながらも五つの関所を突破して、玄徳のもとを目指す関羽。最後の追手は曹操の制止を振り切ってきた夏侯惇でした。

さまざまな艱難辛苦を乗り越え、孫乾・張飛と再会した関羽。運命はようやく主君・玄徳との再会を許します。それにとどまらず、かつての知己・趙雲子龍をも加え、「ここからだ!」と再起への道を歩み始めます。

まだまだ長い「三国志」。
中盤の聴きどころ、通勤通学や散歩のお供でぜひお試しください!

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