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「春ピリカグランプリ」朗読配信ウラ話/①掌編小説『夜の指』 作:武川蔓緒

note内をにぎわせた「春ピリカグランプリ2023」の結果発表から、はや2か月。私・いぬいは入賞作品の朗読を担当させていただきました。改めてここに感謝の意を表明いたします!

ですが、ひとつだけ気がかりなことが・・・。
それは発表の形式上18の作品をほぼ一気にアップしたため、一つ一つの作品への思い入れを語るタイミングが見当たらなかったことです。

少し期間は置くこととなってしまいましたが、入賞作品の魅力を改めて語らせていただこうと思い立ちました。

「個人賞」から、発表順にそれぞれの作品の朗読に至るまでを振り返ります。まずは「兄弟航路賞」を受賞されたこの方の作品から!

武川さんの作品が入賞したと知った時は、震えました!
実は私は以前、『武川ワールド』に魅せられ、4作品を朗読させていただいたことがありました。

その際は武川さんからのディレクションも受けつつ、より良い形を目指したのですが、私の技量が至らず、もどかしい思いをさせてしまったのではと冷や汗を流したものでした(;^_^A
ですが、そのコラボで得たものはかなり大きかったです。
『自分で思っているよりもメリハリをつけなければ伝わらない』
『間の取り方で意味合いが変わる』
『物語の世界観に合わせた発声を目指す』
…などといったことを体感することができたように思います。

そんな中での再びの邂逅。いま出せるものを出そう、という思いで朗読に臨みました。意識した点を列挙しますと・・・

☆冒頭のタイトルコール。けれん味を出したい。
☆体言止めの余韻。言い終わった後に「ふわん」と残る様に。
☆間とメリハリを強く。
☆登場人物2人の声。若すぎず、老けすぎず。
☆女同士のマウント争い、情勢の優劣で圧を変える。

前回読ませていただいた際から、進歩できているでしょうか。

武川さんワールドにハマる人が増えていただけると、私も嬉しいです(^^♪


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